24日の中国本土市場概況:上海総合指数は反落、需給関係の悪化に対する懸念が広がる
[15/04/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
24日の中国本土マーケットは下落。主要指標の上海総合指数は、前日比20.82ポイント(0.47%)安の4393.69ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数は21.91ポイント(0.47%)安の4603.65ポイント。一方、外貨建てB株相場は上昇。上海B株指数が0.41ポイント(0.10%)高の400.07ポイント、深センB株指数が27.88ポイント(2.04%)高の1396.91ポイントで引けた。
需給悪化を警戒。中国証券監督管理委員会(証監会)は23日、新規株式公開(IPO)認可を毎月1回から2回に増やすと通知し、あわせて25社のIPOを認可したと発表した。IPOの増加傾向がネガティブ材料視されている。また、上海総合指数は昨日、節目の4400を約7年2カ月ぶりに回復したことで、いったん達成感を意識した売りも出たようだ。
時価総額上位の金融株が下げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が2.7%安、中国銀行(601988/SH)が2.9%安、中国人寿保険(601628/SH)が3.3%安、中国平安(601318/SH)が3.7%安で引けた。前日に上げの目立った発電株や発電設備株、自動車株も売られる。
半面、港湾・海運株は高い。上海国際港務(600018/SH)が3.6%上昇し、中国遠洋HD(601919/SH)が値幅制限いっぱいまで買われた。鉄道車両メーカーの中国南車(601766/SH)と中国北車(601299/SH)は、そろってストップ高している。ITハイテク関連株や医薬関連株などもしっかり。
ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は1.06%高の2734.75ポイントと上昇し、史上最高値を連日で更新した。
【亜州IR】
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