30日の中国本土市場概況:上海総合は反落で0.8%安、銀行株に売り
[15/04/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
30日の本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比34.96ポイント(0.78%)安の4441.66ポイントと反落した。上海A株指数は36.95ポイント(0.79%)安の4653.83ポイント。一方、外貨建てB株相場は大幅続伸。上海B株指数が4.56ポイント(1.14%)高の406.45ポイント、深センB株指数が26.69ポイント(1.91%)高の1426.32ポイントで引けた。
一進一退のなかで売りが強まる流れ。資金流入や政策に対する根強い期待感で買われる場面がみられたものの、上値は重く、結局、マイナス圏で引けた。メーデー祝日の5月1日に中国物流購入連合会と国家統計局が「4月の製造業PMI」を発表するため、結果を見極めたいとするスタンスが買い手控え要因となっている。また、相場の過熱感を抑制するための措置が近く打ち出される??との警戒感も再び高まった。中国証券監督管理委員会は28日、株式市場の投機的取引に対する警鐘を鳴らしている。
業種別では、銀行株の下げが目立つ。国有4大商業銀行の1-3月期決算が出揃うなか、増益率が軒並み1%台にとどまるなど、業績の鈍化傾向が一段と鮮明化したことを嫌気。非鉄金属株の一角も安い。同セクター株は前日、レアアース類の資源税改革を材料に急伸していた。エネルギー株や証券株、自動車株などもさえない。
一方、不動産株は急伸。大手の保利地産(600048/CH)が6.9%上昇したほか、ストップ高する銘柄も散見された。中国の国家発展改革委員会は29日、今年1-3月期に国内不動産市場の回復が鮮明化したと指摘したことを材料視している。旧市街地(棚戸区=バラック地区)の再開発プロジェクトや、現代版シルクロードの構築を目指す「一帯一路」構想などの関連銘柄も物色される。ゼネコンの中国建築(601668/CH)がストップ高、発電設備の上海電気集団(601727/CH)が3.8%高と値を上げた。
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一進一退のなかで売りが強まる流れ。資金流入や政策に対する根強い期待感で買われる場面がみられたものの、上値は重く、結局、マイナス圏で引けた。メーデー祝日の5月1日に中国物流購入連合会と国家統計局が「4月の製造業PMI」を発表するため、結果を見極めたいとするスタンスが買い手控え要因となっている。また、相場の過熱感を抑制するための措置が近く打ち出される??との警戒感も再び高まった。中国証券監督管理委員会は28日、株式市場の投機的取引に対する警鐘を鳴らしている。
業種別では、銀行株の下げが目立つ。国有4大商業銀行の1-3月期決算が出揃うなか、増益率が軒並み1%台にとどまるなど、業績の鈍化傾向が一段と鮮明化したことを嫌気。非鉄金属株の一角も安い。同セクター株は前日、レアアース類の資源税改革を材料に急伸していた。エネルギー株や証券株、自動車株などもさえない。
一方、不動産株は急伸。大手の保利地産(600048/CH)が6.9%上昇したほか、ストップ高する銘柄も散見された。中国の国家発展改革委員会は29日、今年1-3月期に国内不動産市場の回復が鮮明化したと指摘したことを材料視している。旧市街地(棚戸区=バラック地区)の再開発プロジェクトや、現代版シルクロードの構築を目指す「一帯一路」構想などの関連銘柄も物色される。ゼネコンの中国建築(601668/CH)がストップ高、発電設備の上海電気集団(601727/CH)が3.8%高と値を上げた。
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