香港株式市場:香港ハンセン指数は下落、本土系銀行株などが売られる
[15/04/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
30日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比267.34ポイント(0.94%)安の28133.00ポイントと2営業日、本土企業株で構成されるH株指数が171.93ポイント(1.18%)安の14431.11ポイントと3営業日ずつ続落した。売買代金は1708億6400万香港ドル(29日は1630億5400万香港ドル)。
内外環境の不透明感が重し。NY市場が昨夜、第1四半期GDPの下振れで売られた流れを継いだ。内部的には、メーデー祝日の5月1日に中国物流購入連合会と国家統計局が「4月の製造業PMI」を発表することが気がかり材料。結果を見極めたいとするスタンスが買い手控え要因となった。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系銀行株の下げが目立つ。中国銀行(3988/HK)が3.6%安、中国工商銀行(1398/HK)が1.9%安、中国建設銀行(939/HK)が1.8%安で引けた。各行が昨日引け後に発表した四半期業績で、利益の伸びがそれぞれ数年ぶりの低いものとなったことや、不良債権が大幅に増加したことなどを嫌気している。
このほか、さえない業績を明らかにした銘柄群は軒並み下落。個別では、建機大手の中聯重科(1157/HK)が5.3%安、中国ビール2位の青島ビール(168/HK)が3.7%安、産金大手の招金鉱業(1818/HK)が2.3%安などとなった。
半面、本土系不動産株は逆行高。華潤置地(1109/HK)が7.4%高、万科企業(2202/HK)が4.8%高、中国海外発展(688/HK)が4.7%高と買い進まれた。中国の国家発展改革委員会が29日、今年1〜3月期に国内不動産市場の回復が鮮明化したと指摘したこを材料視している。
【亜州IR】
<FA>
内外環境の不透明感が重し。NY市場が昨夜、第1四半期GDPの下振れで売られた流れを継いだ。内部的には、メーデー祝日の5月1日に中国物流購入連合会と国家統計局が「4月の製造業PMI」を発表することが気がかり材料。結果を見極めたいとするスタンスが買い手控え要因となった。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系銀行株の下げが目立つ。中国銀行(3988/HK)が3.6%安、中国工商銀行(1398/HK)が1.9%安、中国建設銀行(939/HK)が1.8%安で引けた。各行が昨日引け後に発表した四半期業績で、利益の伸びがそれぞれ数年ぶりの低いものとなったことや、不良債権が大幅に増加したことなどを嫌気している。
このほか、さえない業績を明らかにした銘柄群は軒並み下落。個別では、建機大手の中聯重科(1157/HK)が5.3%安、中国ビール2位の青島ビール(168/HK)が3.7%安、産金大手の招金鉱業(1818/HK)が2.3%安などとなった。
半面、本土系不動産株は逆行高。華潤置地(1109/HK)が7.4%高、万科企業(2202/HK)が4.8%高、中国海外発展(688/HK)が4.7%高と買い進まれた。中国の国家発展改革委員会が29日、今年1〜3月期に国内不動産市場の回復が鮮明化したと指摘したこを材料視している。
【亜州IR】
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