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19日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反発で3.1%高、証券株の上げ目立つ

注目トピックス 外国株
19日の本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比134.06ポイント(3.13%)高の4417.55ポイントと3日ぶり反発した。上海A株指数は140.76ポイント(3.14%)高の4625.79ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が4.96ポイント(1.06%)高の473.42ポイントと続伸し過去最高値を更新する半面、深センB株指数は5.69ポイント(0.37%)安の1550.20ポイントと反落した。

短期金利の低下が買い安心感を誘う。中国人民銀行(中央銀行)は19日の定例オペ(原則として火曜と木曜)を9回連続(4月21日から)で見送ったものの、上海銀行間取引金利(SHIBOR)は低下基調を崩さず。本日の翌日物は約5年4カ月ぶりの低水準にある。指数は小高く寄り付いた後、ほぼ一本調子で上昇した。

金融株が相場を主導する。なかでも、証券株の上げが目立つ。華泰証券(601688/SH)がストップ高した。国務院が18日に公布した39カ条にわたる経済改革プラン「2015年・経済体制改革の意見」のなかで、金融改革についても言及。証券取引の自由化が進むとの期待が膨らんだ。「当局が追加の景気テコ入れ策を打ち出す」との期待が根強いなか、政策で恩恵を受けやすい銘柄が物色される。「一帯一路」構想(現代版シルクロードの構築を目指す)関連の中国交通建設(601800/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇した。

ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は利食い売りをこなし続伸。前日比1.35%高の3322.77ポイントに上昇し、指数算出以来の高値を連日で更新した。




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