27日の中国本土市場概況:上海総合は7日続伸、約7年4カ月ぶり高値
[15/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
27日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比30.82ポイント(0.63%)高の4941.71ポイントと7日続伸した。約7年4カ月ぶりの高値水準を切り上げている。上海A株指数は32.45ポイント(0.63%)高の5175.50ポイント。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が1.14ポイント(0.22%)高の508.82ポイント、深センB株指数は7.36ポイント(0.47%)高の1564.75ポイントで引けた。
資金流入の期待が支え。株価指数を算出する英FTSEグループが26日、中国本土A株を2つの「過渡的指数」に組み入れる方針を明らかにしたことが支援材料となった。ただ、直近の上昇ペースが速いため、過熱感は意識されるなかでマイナス圏に沈む場面もみられている。
金融などの主力株に動意がみられないなか、政策期待のある銘柄が物色される。「中国製造2025(製造業育成10カ年計画)」を改めて材料視し、通信機器メーカーの大唐電信(600198/SH)や重機械メーカーの中信重工機械(601608/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇した。習近平・国家主席が農業改革に対して言及したと伝えられたことを材料に、農業関連株も買われる。農機メーカー中国大手の第一トラクター(601038/SH)が7.3%高で引けた。
新エネルギー発電の関連銘柄も高い。重工業設備メーカー(原発設備など)の中国第一重型機械(601106/SH)と風力発電モジュール最大手の華鋭風電科技(601558/SH)がそろってストップ高した。中国政府が26日、「中国の軍事戦略白書(国防白書)」を発表したことを引き続き手がかりに、軍需関連株もしっかり。
ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は前日比0.29%高の3628.67ポイントに上昇し、小幅ながら連日で指数算出以来の高値を更新した。
【亜州IR】
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資金流入の期待が支え。株価指数を算出する英FTSEグループが26日、中国本土A株を2つの「過渡的指数」に組み入れる方針を明らかにしたことが支援材料となった。ただ、直近の上昇ペースが速いため、過熱感は意識されるなかでマイナス圏に沈む場面もみられている。
金融などの主力株に動意がみられないなか、政策期待のある銘柄が物色される。「中国製造2025(製造業育成10カ年計画)」を改めて材料視し、通信機器メーカーの大唐電信(600198/SH)や重機械メーカーの中信重工機械(601608/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇した。習近平・国家主席が農業改革に対して言及したと伝えられたことを材料に、農業関連株も買われる。農機メーカー中国大手の第一トラクター(601038/SH)が7.3%高で引けた。
新エネルギー発電の関連銘柄も高い。重工業設備メーカー(原発設備など)の中国第一重型機械(601106/SH)と風力発電モジュール最大手の華鋭風電科技(601558/SH)がそろってストップ高した。中国政府が26日、「中国の軍事戦略白書(国防白書)」を発表したことを引き続き手がかりに、軍需関連株もしっかり。
ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は前日比0.29%高の3628.67ポイントに上昇し、小幅ながら連日で指数算出以来の高値を更新した。
【亜州IR】
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