27日の香港市場概況:ハンセン指数は下落、利食い売りに押される展開
[15/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
27日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比168.65ポイント(0.60%)安の28081.21ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が100.06ポイント(0.68%)安の14701.88ポイントと、そろって3日ぶりに反落した。売買代金は1575億1500万香港ドル(26日は2001億6300万香港ドル)。
利食い売りが先行する展開。ハンセン指数が昨日、終値ベースで約3週間ぶりに節目の28000ポイントを回復するなか、高値に対する警戒感が広がった。NYダウが昨夜、米利上げ観測が強まる中で大きく売られたことも重しとなっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、香港拠点の銘柄群がさえない。大手商社の利豊(:494/HK)が2.6%安、不動産の恒基兆業地産(12/HK)が2.5%安、金融業の中銀香港(2388/HK)が1.3%安と下げが目立った。香港の金融政策は米金利動向に左右されるため、米国で利上げの開始時期が早まるとの懸念が香港拠点の銘柄群にとって逆風となっている。
H株金融セクターの一角も売られる。中国人寿保険(2628/HK)が2.1%安、中国人民財産保険(2328/HK)が1.8%安、新華人寿保険(1336/HK)が1.6%安、中国太平洋保険(2601/HK)が1.5%安で引けた。
半面、材料の出た銘柄は物色される。大手ブローカーの投資判断引き上げを受けて、即席めん・飲料大手の康師傅HD(322/HK)は6.7%値上がり。15年2月期(本決算)の業績上振れを手がかりに、婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(1880/HK)は3.0%高と買い進まれた。
【亜州IR】
<MK>
利食い売りが先行する展開。ハンセン指数が昨日、終値ベースで約3週間ぶりに節目の28000ポイントを回復するなか、高値に対する警戒感が広がった。NYダウが昨夜、米利上げ観測が強まる中で大きく売られたことも重しとなっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、香港拠点の銘柄群がさえない。大手商社の利豊(:494/HK)が2.6%安、不動産の恒基兆業地産(12/HK)が2.5%安、金融業の中銀香港(2388/HK)が1.3%安と下げが目立った。香港の金融政策は米金利動向に左右されるため、米国で利上げの開始時期が早まるとの懸念が香港拠点の銘柄群にとって逆風となっている。
H株金融セクターの一角も売られる。中国人寿保険(2628/HK)が2.1%安、中国人民財産保険(2328/HK)が1.8%安、新華人寿保険(1336/HK)が1.6%安、中国太平洋保険(2601/HK)が1.5%安で引けた。
半面、材料の出た銘柄は物色される。大手ブローカーの投資判断引き上げを受けて、即席めん・飲料大手の康師傅HD(322/HK)は6.7%値上がり。15年2月期(本決算)の業績上振れを手がかりに、婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(1880/HK)は3.0%高と買い進まれた。
【亜州IR】
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