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28日の中国本土市場概況:上海総合は8日ぶり反落で6.5%安、大型株が下げ主導

注目トピックス 外国株
28日の本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比321.45ポイント(6.50%)安の4620.27ポイントと8日ぶりに反落した。上海A株指数は336.96ポイント(6.51%)安の4838.54ポイント。外貨建てB株相場も下落。上海B株指数が25.45ポイント(5.00%)安の483.37ポイント、深センB株指数は57.10ポイント(3.65%)安の1507.66ポイントで引けた。

利食い売りに押される流れ。指数はこのところの急ピッチな上昇で、節目の5000ポイントに接近したため、高値警戒感が意識された。新規株式公開(IPO)増加に伴う需給悪化懸念も再燃している。また、中国当局が市中銀行に対し、株式市場への資金流入状況を報告するよう求めたもよう??と報じられたことも逆風。資金流入増を背景とした、株価の先高感がやや後退した格好だ。

幅広い銘柄が売られ、上海総合の構成銘柄は約9割が下げた。なかでも、時価総額上位のエネルギー株や金融株の下げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が8.6%安、中国神華能源(601088/SH)が8.3%安、中国工商銀行(601398/SH)が5.0%安、中国人寿保険(601628/SH)が6.6%安で引けた。

工商銀行などの大手銀行株に関しては、政府系投資会社の中央匯金投資公司が保有する銀行株の一部を売却したと伝わったこともネガティブ材料になっている。当局がこのところの株価高騰を抑えるためだ??との見方も浮上した。そのほか、不動産株やインフラ関連株、空運株、軍需関連株なども安い。ITハイテク関連株や医薬関連株なども売られた。



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