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5日の中国本土市場概況:上海総合は続伸、7年5カ月ぶりに5000回復

注目トピックス 外国株
5日の本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比75.99ポイント(1.54%)高の5023.09ポイントと続伸した。指数は約7年5カ月ぶりに節目の5000ポイントを回復する。上海A株指数は79.99ポイント(1.54%)高の5260.25ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が2.15ポイント(0.40%)安の529.17ポイント、深センB株指数は5.77ポイント(0.36%)高の1603.12ポイントで引けた。

政策期待が支え。発展改革委員会が近く、投資準備プロジェクト・リスト第3弾を公表すると報じられたことなどが好感された。水質汚染の改善・防止に向けた10カ条の政策「水汚染防治行動計画」(通称「水十条」)による産業効果は、2兆人民元に達する見通し??と伝えられたことも追い風となっている。

また、「米投資信託大手のバンガードが年内にA株を新興国株ファンドに組み入れる」と先ごろ報じられるなど、資金流入の期待も根強い。指数は節目の5000ポイントを突破して寄り付いた後、大台回復の達成感で中盤に売られたものの、引けにかけて再び買いの勢いが強まっている。

業種別では、インフラ関連株の上げが目立つ。国営の送電ネットワーク管理・運営会社、国家電網公司が4日、今年3カ所目となる大型送電網の建設に着手したと発表したことを手がかりに、関連メーカーの中国西電(601179/SH)がストップ高、特変電工(600089/SH)が8.7%高で引けた。ゼネコン株にもストップ高が続出している。素材関連株やエネルギー株、運輸関連株、発電や水道の公益株、不動産株、自動車株なども物色された。

半面、ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は前日比1.46%安の3885.83ポイントと続落。「一部の企業でPERは明らかに高すぎ」と複数のブローカーが指摘したことが尾を引いた。

【亜州IR】



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