8日の中国本土市場概況:上海総合は3日続伸で2.2%高、銀行株に買い
[15/06/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
週明け8日の本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比108.79ポイント(2.17%)高の5131.88ポイントと3日続伸した。指数は約7年5カ月ぶりの高値を切り上げる。上海A株指数は114.93ポイント(2.18%)高の5375.18ポイント。一方、外貨建てB株相場は下落。上海B株指数が13.90ポイント(2.63%)安の515.28ポイント、深センB株指数は44.57ポイント(2.78%)安の1558.55ポイントで引けた。
利食い売りをこなし買われる展開。朝方は高値警戒感による売りが散見されたものの、中盤からプラスに転じた。資金流入や政策に対する期待感が相場を押し上げている。また、取引時間中に公表された5月貿易統計で、輸出が予想(4.4%減)と4月実績(6.4%減)よりも良い2.5%減に改善したことも追い風となった。
業種別では、銀行株の上げが目立つ。中国銀行(601988/SH)と交通銀行(601328/SH)がそろってストップ高した。民間資本などを受け入れる「混合所有制改革」をめぐり、中国の銀行業で交通銀行に続き、中国銀行がモデルケースの第2弾に選ばれる見通し??と伝えられたことが手がかりになっている。銀行改革の期待が膨らむなか、他の銀行株も軒並み急伸した。
証券株や保険株、時価総額上位のエネルギー株、運輸関連株なども高い。なかでも、空運大手3社の中国国際航空(601111/SH)と中国東方航空(600115/SH)中国南方航空(600029/SH)はそろって値幅制限いっぱいまで上昇した。「民間空港管理規定」が年内にも制定される??と報じられるなか、空港建設投資の拡大を通じて空運需要も増加すると期待されている。
半面、ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は前営業日比4.67%安の3704.55ポイントと大幅に3日続落。「一部の企業でPERは明らかに高すぎ」と複数のブローカーが指摘したことが引き続き売り材料視されている。
【亜州IR】
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利食い売りをこなし買われる展開。朝方は高値警戒感による売りが散見されたものの、中盤からプラスに転じた。資金流入や政策に対する期待感が相場を押し上げている。また、取引時間中に公表された5月貿易統計で、輸出が予想(4.4%減)と4月実績(6.4%減)よりも良い2.5%減に改善したことも追い風となった。
業種別では、銀行株の上げが目立つ。中国銀行(601988/SH)と交通銀行(601328/SH)がそろってストップ高した。民間資本などを受け入れる「混合所有制改革」をめぐり、中国の銀行業で交通銀行に続き、中国銀行がモデルケースの第2弾に選ばれる見通し??と伝えられたことが手がかりになっている。銀行改革の期待が膨らむなか、他の銀行株も軒並み急伸した。
証券株や保険株、時価総額上位のエネルギー株、運輸関連株なども高い。なかでも、空運大手3社の中国国際航空(601111/SH)と中国東方航空(600115/SH)中国南方航空(600029/SH)はそろって値幅制限いっぱいまで上昇した。「民間空港管理規定」が年内にも制定される??と報じられるなか、空港建設投資の拡大を通じて空運需要も増加すると期待されている。
半面、ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は前営業日比4.67%安の3704.55ポイントと大幅に3日続落。「一部の企業でPERは明らかに高すぎ」と複数のブローカーが指摘したことが引き続き売り材料視されている。
【亜州IR】
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