概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は反発、引けにかけて買いが優勢
[15/06/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 53137.53 -0.39%
15日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比210.00ポイント安(-0.39%)の53137.53で取引を終えた。53338.14から一時52548.20まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは24、値下がりは41、変わらず1であった。
ギリシャの債務不履行(デフォルト)やユーロ圏離脱の懸念が一段と強まったとして、欧米株安が進んだこと。また、この日ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-1.35%(前回-1.30%)、インフレ見通しが8.79%(前回8.46%)に悪化したことが、ブラジル株の売り圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1657.29 +0.31%
連休明けとなる15日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比5.05ポイント高(+0.31%)の1657.29で取引を終了した。1629.89まで下落した後、1658.25まで上昇した。
ウクライナ東部で12日から13日にかけて激しい砲撃戦があったこと。ロシア中央銀行が政策金利の1.0%引き下げを発表した後、目先はインフレリスクがあるとして追加利下げの慎重な姿勢をみせたこと。また、ロシアの1-3月期GDP速報値が-2.2%に下方修正されたことが、売り圧力になった。しかし、引け前の1時間あまりの間に買いが優勢になり、上昇に転じた。
【インド】SENSEX指数 26586.55 +0.61%
15日のインドSENSEX指数は続伸。前日比161.25ポイント高(+0.61%)の26586.55、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.39%(31.00ポイント)高の8013.90で取引を終えた。
朝方はマイナス圏に転落する場面があったが、その後はプラス圏でもみ合った。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが継続。また、堅調な経済指標も支援材料となった。発表された4月の鉱工業生産は前年同月比4.1%上昇し、前月の上昇率2.5%(改定値)と市場予想の1.5%を上回った。また、5月の消費者物価指数(CPI)上昇率(同)は5.01%まで加速したものの、前月の4.87%と市場予想の5.00%をやや上回る程度となった。
【中国本土】上海総合指数 5062.99 -2.00%
15日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比103.36ポイント安(-2.00%)の5062.99ポイントと3日ぶり反落した。
買い先行後に売られる流れ。先週末までの好地合いを継いで小高くスタートしたものの、程なくマイナスに転じた。需給悪化の懸念が重し。今週は25社が新規株式公開(IPO)の公募を行う。なかでも、18日公募の国泰君安証券(601211/SH)は資金調達の規模が300億人民元超に上る見込みで、2010年7月の中国農業銀行(601288/SH)以来の大きさとなる。それも含め、IPO申込みに伴う凍結資金は過去最大規模になる見通しだ。
<NH>
15日のブラジル株式市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比210.00ポイント安(-0.39%)の53137.53で取引を終えた。53338.14から一時52548.20まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは24、値下がりは41、変わらず1であった。
ギリシャの債務不履行(デフォルト)やユーロ圏離脱の懸念が一段と強まったとして、欧米株安が進んだこと。また、この日ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-1.35%(前回-1.30%)、インフレ見通しが8.79%(前回8.46%)に悪化したことが、ブラジル株の売り圧力になった。
【ロシア】MICEX指数 1657.29 +0.31%
連休明けとなる15日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比5.05ポイント高(+0.31%)の1657.29で取引を終了した。1629.89まで下落した後、1658.25まで上昇した。
ウクライナ東部で12日から13日にかけて激しい砲撃戦があったこと。ロシア中央銀行が政策金利の1.0%引き下げを発表した後、目先はインフレリスクがあるとして追加利下げの慎重な姿勢をみせたこと。また、ロシアの1-3月期GDP速報値が-2.2%に下方修正されたことが、売り圧力になった。しかし、引け前の1時間あまりの間に買いが優勢になり、上昇に転じた。
【インド】SENSEX指数 26586.55 +0.61%
15日のインドSENSEX指数は続伸。前日比161.25ポイント高(+0.61%)の26586.55、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.39%(31.00ポイント)高の8013.90で取引を終えた。
朝方はマイナス圏に転落する場面があったが、その後はプラス圏でもみ合った。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが継続。また、堅調な経済指標も支援材料となった。発表された4月の鉱工業生産は前年同月比4.1%上昇し、前月の上昇率2.5%(改定値)と市場予想の1.5%を上回った。また、5月の消費者物価指数(CPI)上昇率(同)は5.01%まで加速したものの、前月の4.87%と市場予想の5.00%をやや上回る程度となった。
【中国本土】上海総合指数 5062.99 -2.00%
15日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比103.36ポイント安(-2.00%)の5062.99ポイントと3日ぶり反落した。
買い先行後に売られる流れ。先週末までの好地合いを継いで小高くスタートしたものの、程なくマイナスに転じた。需給悪化の懸念が重し。今週は25社が新規株式公開(IPO)の公募を行う。なかでも、18日公募の国泰君安証券(601211/SH)は資金調達の規模が300億人民元超に上る見込みで、2010年7月の中国農業銀行(601288/SH)以来の大きさとなる。それも含め、IPO申込みに伴う凍結資金は過去最大規模になる見通しだ。
<NH>