概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は続伸、追加の利下げ観測が再び高まる
[15/06/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 53702.15 +1.06%
16日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比564.62ポイント高(+1.06%)の53702.15で取引を終えた。53106.92から一時53968.99まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは28、値下がりは36、変わらず2であった。
この日発表のブラジルの4月小売売上高が、予想以上に落ち込んだことを受けて、株の売りが一時強まった。しかし、銀行株が割安感から買われたことが、ブラジル株を下支えし、上昇をけん引したもよう。また、米原油在庫減少の思惑などから、NY原油先物が反発したことも買い材料になった。
【ロシア】MICEX指数 1668.82 +0.70%
16日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比11.53ポイント高(+0.70%)の1668.82取引を終了した。1649.27から1674.03まで上昇した。
ロシア中銀が前日の利下げ決定後、追加利下げに慎重な姿勢をみせたことで、ルーブル高になっており、ロシア株の下支えになったとの見方(資本流入連想か)。ロシア・フィンランド首脳会談が行われたことも好感された可能性。一方、16日発表のロシアの5月鉱工業生産が、予想に反して一段の落ち込みとなったが、材料視されなかったもよう。
【インド】SENSEX指数 26686.51 +0.38%
16日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比99.96ポイント高(+0.38%)の26686.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.42%(33.40ポイント)高の8047.30で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。追加の利下げ観測が再び高まっていることが支援材料。きのう15日に発表された5月の卸売物価指数(WPI)は前年同月比-2.36%となり、前月の-2.65%を上回ったものの、7カ月連続のマイナスとなった。市場予想は-2.50%だった。
【中国本土】上海総合指数 4887.43 -3.47%
16日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比175.56ポイント安(-3.47%)の4887.43ポイントと続落した。節目の5000を割り込んで引けるのは、今月4日以来。また、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数も2.85%安と続落。一時は6%近く下落している。
前日の軟調地合いを継ぐ。今週、25社が新規株式公開(IPO)の公募を行うため、資金需給の悪化が警戒されていること、中国証券監督管理委員会(証監会)が各証券会社に対し、投資家が場外で資金調達する行為に便宜を図ることを禁止したこと、深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)解禁が先送りとなる可能性が浮上したことなどが嫌気された。
<NH>
16日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比564.62ポイント高(+1.06%)の53702.15で取引を終えた。53106.92から一時53968.99まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは28、値下がりは36、変わらず2であった。
この日発表のブラジルの4月小売売上高が、予想以上に落ち込んだことを受けて、株の売りが一時強まった。しかし、銀行株が割安感から買われたことが、ブラジル株を下支えし、上昇をけん引したもよう。また、米原油在庫減少の思惑などから、NY原油先物が反発したことも買い材料になった。
【ロシア】MICEX指数 1668.82 +0.70%
16日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比11.53ポイント高(+0.70%)の1668.82取引を終了した。1649.27から1674.03まで上昇した。
ロシア中銀が前日の利下げ決定後、追加利下げに慎重な姿勢をみせたことで、ルーブル高になっており、ロシア株の下支えになったとの見方(資本流入連想か)。ロシア・フィンランド首脳会談が行われたことも好感された可能性。一方、16日発表のロシアの5月鉱工業生産が、予想に反して一段の落ち込みとなったが、材料視されなかったもよう。
【インド】SENSEX指数 26686.51 +0.38%
16日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比99.96ポイント高(+0.38%)の26686.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.42%(33.40ポイント)高の8047.30で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。追加の利下げ観測が再び高まっていることが支援材料。きのう15日に発表された5月の卸売物価指数(WPI)は前年同月比-2.36%となり、前月の-2.65%を上回ったものの、7カ月連続のマイナスとなった。市場予想は-2.50%だった。
【中国本土】上海総合指数 4887.43 -3.47%
16日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比175.56ポイント安(-3.47%)の4887.43ポイントと続落した。節目の5000を割り込んで引けるのは、今月4日以来。また、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数も2.85%安と続落。一時は6%近く下落している。
前日の軟調地合いを継ぐ。今週、25社が新規株式公開(IPO)の公募を行うため、資金需給の悪化が警戒されていること、中国証券監督管理委員会(証監会)が各証券会社に対し、投資家が場外で資金調達する行為に便宜を図ることを禁止したこと、深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)解禁が先送りとなる可能性が浮上したことなどが嫌気された。
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