概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は続伸、外国直接投資が急増していることを好感
[15/06/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 53863.68 +0.21%
22日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比114.26ポイント高(+0.21%)の53863.68で取引を終えた。54341.55まで上昇した後、一時53655.41まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは36、値下がりは27、変わらず3であった。
ギリシャ合意期待から世界的に株高となった状況に、ブラジル株も連れ高となった。この日発表のブラジルの5月経常収支で、赤字が大幅に縮小したことも好感されたとみられる。一方、ブラジル中銀発表の週次エコノミスト調査では、2015年の経済成長率見通しが-1.45%(前回-1.35%)、インフレ見通しが8.97%(前回8.79%)、にそれぞれ悪化しており、ブラジル株の上昇幅縮小につながったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1671.80 +0.53%
22日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比8.77ポイント高(+0.53%)の1671.80で取引を終了した。1663.59から1679.41まで上昇した。
ギリシャ債務協議の週内合意期待が高まり、世界的に株高となった状況に、ロシア株も連れ高したとみられる。しかし、欧州連合(EU)は22日、対ロシア制裁の6カ月延長(来年1月末まで)を正式に決定。また、格付け会社ムーディーズは、「制裁が続き、ロシアの発行体の大半が対外債務の借り換えに苦戦する限り、格付けを投資適格級に戻す可能性は低い」と指摘しており、ロシア株の上昇は限られたもよう。
【インド】SENSEX指数 27730.21 +1.52%
22日のインドSENSEXは7営業日続伸。前日比414.04ポイント高(+1.52%)の27730.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.56%(128.15ポイント)高の8353.10で取引を終えた。
買いが先行した後はじりじりと上げ幅を拡大させた。ギリシャ交渉進展への期待が高まっていることが支援材料。国内では、インドへの外国直接投資(FDI)が急増していることが好感された。統計によると、4月のFDI額は36億米ドルとなり、前年同月比で112%増加したという。前月比では71%の拡大となった。また、産業政策推進局(DIPP)は、15年度(16年3月まで1年間)のFDIの流入について、一段と加速すると予測している。
【香港】上海総合指数 27080.85 +1.20%
22日の上海総合指数は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比320.32ポイント高(+1.20%)の27080.85ポイントと続伸した。
内外環境の改善期待で買われる流れ。内部的には、香港メディアが22日、北戴河会議(毎年7〜8月に河北省北戴河で非公式に行われる党指導部の会議)の準備がすでに始まったと伝えたことなどが買い安心感を誘っている。今年の会議では、中長期の経済発展計画が議題となる見通しという。本土景気の先行き不安がくすぶるなか、「再利下げを含む追加の景気刺激策が月内にも打ち出される」との観測も流れた。
<NH>
22日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比114.26ポイント高(+0.21%)の53863.68で取引を終えた。54341.55まで上昇した後、一時53655.41まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは36、値下がりは27、変わらず3であった。
ギリシャ合意期待から世界的に株高となった状況に、ブラジル株も連れ高となった。この日発表のブラジルの5月経常収支で、赤字が大幅に縮小したことも好感されたとみられる。一方、ブラジル中銀発表の週次エコノミスト調査では、2015年の経済成長率見通しが-1.45%(前回-1.35%)、インフレ見通しが8.97%(前回8.79%)、にそれぞれ悪化しており、ブラジル株の上昇幅縮小につながったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1671.80 +0.53%
22日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比8.77ポイント高(+0.53%)の1671.80で取引を終了した。1663.59から1679.41まで上昇した。
ギリシャ債務協議の週内合意期待が高まり、世界的に株高となった状況に、ロシア株も連れ高したとみられる。しかし、欧州連合(EU)は22日、対ロシア制裁の6カ月延長(来年1月末まで)を正式に決定。また、格付け会社ムーディーズは、「制裁が続き、ロシアの発行体の大半が対外債務の借り換えに苦戦する限り、格付けを投資適格級に戻す可能性は低い」と指摘しており、ロシア株の上昇は限られたもよう。
【インド】SENSEX指数 27730.21 +1.52%
22日のインドSENSEXは7営業日続伸。前日比414.04ポイント高(+1.52%)の27730.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.56%(128.15ポイント)高の8353.10で取引を終えた。
買いが先行した後はじりじりと上げ幅を拡大させた。ギリシャ交渉進展への期待が高まっていることが支援材料。国内では、インドへの外国直接投資(FDI)が急増していることが好感された。統計によると、4月のFDI額は36億米ドルとなり、前年同月比で112%増加したという。前月比では71%の拡大となった。また、産業政策推進局(DIPP)は、15年度(16年3月まで1年間)のFDIの流入について、一段と加速すると予測している。
【香港】上海総合指数 27080.85 +1.20%
22日の上海総合指数は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比320.32ポイント高(+1.20%)の27080.85ポイントと続伸した。
内外環境の改善期待で買われる流れ。内部的には、香港メディアが22日、北戴河会議(毎年7〜8月に河北省北戴河で非公式に行われる党指導部の会議)の準備がすでに始まったと伝えたことなどが買い安心感を誘っている。今年の会議では、中長期の経済発展計画が議題となる見通しという。本土景気の先行き不安がくすぶるなか、「再利下げを含む追加の景気刺激策が月内にも打ち出される」との観測も流れた。
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