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25日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、追加緩和への期待後退

注目トピックス 外国株
25日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比162.37ポイント(3.46%)安の4527.78ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数は169.84ポイント(3.46%)安の4742.38ポイント。外貨建てB株相場も下落。上海B株指数が22.12ポイント(4.63%)安の455.86ポイント、深センB株指数は29.35ポイント(1.89%)安の1523.67ポイントで引けた。

中盤までは一進一退の値動きだったものの、徐々に売りの勢いが強まり、引けにかけて一段安となった。人民銀行が2カ月ぶりにリバースレポで資金供給したことに関し、「利下げなど大規模な金融緩和は遠のいた」との見方が一部で流れたことなどが重しとなっている。また、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数が5.2%安と急落したことも、投資家のセンチメントを冷やす要因になっている。

幅広い銘柄が売られ、上海総合の構成銘柄8割超が下落した。なかでも、エネルギー関連の銘柄が安い。中国神華能源(601088/SH)が5.9%、中国石油天然気(601857/SH)が4.2%、中国石油化工(600028/SH)が3.7%ずつ値を下げた。鉄道関連株の下げも目立つ。中国中鉄(601390/SH)が5.8%安で引けた。前日まで買われていた空運株もさえない。ITハイテク関連株やバイオ関連株、自動車株、不動産株なども売られた。前場は高く推移していた銀行株も小安く引けている。銀行株は、預貸比率規制の撤廃による貸し出し余力の向上が期待され上昇していたが、買いの勢いは続かなかった。

【亜州IR】






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