概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は欧州株下落により続落
[15/06/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 53175.67 -1.24%
25日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比666.87ポイント安(-1.24%)の53175.67で取引を終えた。53840.40から一時52879.40まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは16、値下がりは50であった。
ルラ前大統領が逮捕されないようにする法的手続きが申請されたことが、ペトロブラス汚職事件に絡む憶測を呼び、ブラジル株、通貨レアルを圧迫した。先に同事件で逮捕された建設大手オデブレヒトの社長は、ルラ前大統領と懇意との見方。前大統領はルセフ大統領の後ろ盾であることから、政権への今後の影響に対する懸念も広がった。
【ロシア】MICEX指数 1631.99 -1.20%
25日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比19.86ポイント安(-1.20%)の1631.99で取引を終了した。1655.78から1631.99まで下落し、安値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは10、値下がりは38、変わらず2であった。
ギリシャ支援協議でユーロ圏財務相会合が再開されたが、また合意が見送られ、欧州株が大方下落しており、引き続きロシア株の売り材料になった。また、ブレント原油先物が続落となったことも、ロシアの資源・エネルギー関連株を圧迫し、指数への下押し圧力になった。
【インド】SENSEX指数 27895.97 +0.60%
25日のインドSENSEX指数は強含み。前日比166.30ポイント高(+0.60%)の27895.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.44%(37.15ポイント)高の8398.00で取引を終えた。
25日に行われたギリシャ債務協議でも合意に至らず、外部環境の不透明感は払拭されていないが、インフレ加速懸念の後退や利下げ期待の高まりが株式に対する支援材料になっているようだ。外国人投資家(FII)は買い越し継続。法的要因に絡んだ問題が残されており、外資引き揚げに対する国内投資家の警戒感は消えていないようだが、二輪メーカーや金融関連の銘柄がしっかりとなった。
【中国本土】上海総合指数 4527.78 -3.46%
25日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比162.37ポイント安(-3.46%)の4527.78ポイントと3日ぶりに反落した。
中盤までは一進一退の値動きだったものの、徐々に売りの勢いが強まり、引けにかけて一段安となった。人民銀行が2カ月ぶりにリバースレポで資金供給したことに関し、「利下げなど大規模な金融緩和は遠のいた」との見方が一部で流れたことなどが重しとなっている。また、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数が5.2%安と急落したことも、投資家のセンチメントを冷やす要因になっている。
<NH>
25日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比666.87ポイント安(-1.24%)の53175.67で取引を終えた。53840.40から一時52879.40まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは16、値下がりは50であった。
ルラ前大統領が逮捕されないようにする法的手続きが申請されたことが、ペトロブラス汚職事件に絡む憶測を呼び、ブラジル株、通貨レアルを圧迫した。先に同事件で逮捕された建設大手オデブレヒトの社長は、ルラ前大統領と懇意との見方。前大統領はルセフ大統領の後ろ盾であることから、政権への今後の影響に対する懸念も広がった。
【ロシア】MICEX指数 1631.99 -1.20%
25日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比19.86ポイント安(-1.20%)の1631.99で取引を終了した。1655.78から1631.99まで下落し、安値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは10、値下がりは38、変わらず2であった。
ギリシャ支援協議でユーロ圏財務相会合が再開されたが、また合意が見送られ、欧州株が大方下落しており、引き続きロシア株の売り材料になった。また、ブレント原油先物が続落となったことも、ロシアの資源・エネルギー関連株を圧迫し、指数への下押し圧力になった。
【インド】SENSEX指数 27895.97 +0.60%
25日のインドSENSEX指数は強含み。前日比166.30ポイント高(+0.60%)の27895.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.44%(37.15ポイント)高の8398.00で取引を終えた。
25日に行われたギリシャ債務協議でも合意に至らず、外部環境の不透明感は払拭されていないが、インフレ加速懸念の後退や利下げ期待の高まりが株式に対する支援材料になっているようだ。外国人投資家(FII)は買い越し継続。法的要因に絡んだ問題が残されており、外資引き揚げに対する国内投資家の警戒感は消えていないようだが、二輪メーカーや金融関連の銘柄がしっかりとなった。
【中国本土】上海総合指数 4527.78 -3.46%
25日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比162.37ポイント安(-3.46%)の4527.78ポイントと3日ぶりに反落した。
中盤までは一進一退の値動きだったものの、徐々に売りの勢いが強まり、引けにかけて一段安となった。人民銀行が2カ月ぶりにリバースレポで資金供給したことに関し、「利下げなど大規模な金融緩和は遠のいた」との見方が一部で流れたことなどが重しとなっている。また、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数が5.2%安と急落したことも、投資家のセンチメントを冷やす要因になっている。
<NH>