14日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落で1.2%安、深セン創業板は5日続伸
[15/07/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
14日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比45.90ポイント(1.16%)安の3924.49ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数は48.03ポイント(1.15%)安の4111.75ポイント。外貨建てB株相場も下落。上海B株指数が5.88ポイント(1.60%)安の362.99ポイント、深センB株指数が12.39ポイント(0.94%)安の1301.13ポイントで引けている。
乱高下のなかで売られる展開。官民を挙げての株価対策で投資家のセンチメントは改善しているが、上海総合指数は昨日までの3日続伸で累計13%上昇しただけに、売り圧力が高まっていた。取引時間中に公表された6月の金融統計で、融資の伸びは予想を上回ったが、相場を押し上げるには至っていない。上海総合指数は寄付き後に1.6%上昇し、程なくマイナスに転じたあと、後場に2.9%下落するなど荒い値動きだった。引け近くに再び買いが強まる場面がみられたものの、結局、安く引けている。
時価総額上位の金融株が下げを主導する。銀行最大手の中国工商銀行(601398/SH)が2.3%安、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(601628/SH)が2.6%安で引けた。インフラ関連株も急落。交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)が9.9%安と値を下げた。海運株や建材株などもさえない。
半面、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は1.60%高と5日続伸。深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)が10月1日の国慶節前後にも解禁される見通しで、メインボードだけでなく、中小企業板や創業板の上場銘柄も対象となるとみられていることもプラス材料だ。
【亜州IR】
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乱高下のなかで売られる展開。官民を挙げての株価対策で投資家のセンチメントは改善しているが、上海総合指数は昨日までの3日続伸で累計13%上昇しただけに、売り圧力が高まっていた。取引時間中に公表された6月の金融統計で、融資の伸びは予想を上回ったが、相場を押し上げるには至っていない。上海総合指数は寄付き後に1.6%上昇し、程なくマイナスに転じたあと、後場に2.9%下落するなど荒い値動きだった。引け近くに再び買いが強まる場面がみられたものの、結局、安く引けている。
時価総額上位の金融株が下げを主導する。銀行最大手の中国工商銀行(601398/SH)が2.3%安、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(601628/SH)が2.6%安で引けた。インフラ関連株も急落。交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)が9.9%安と値を下げた。海運株や建材株などもさえない。
半面、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は1.60%高と5日続伸。深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)が10月1日の国慶節前後にも解禁される見通しで、メインボードだけでなく、中小企業板や創業板の上場銘柄も対象となるとみられていることもプラス材料だ。
【亜州IR】
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