21日の中国本土市場概況:上海総合は4日続伸で0.6%高、節目の4000回復
[15/07/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
21日の本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.57ポイント(0.64%)高の4017.67ポイントと4日続伸した。節目の4000を回復して終えるのは今月1日以来、約3週ぶりとなる。上海A株指数は26.87ポイント(0.64%)高の4209.51ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.09ポイント(0.02%)高の368.46ポイント、深センB株指数が7.46ポイント(0.57%)安の1295.24ポイントで引けた。
安寄り後に買われる流れ。朝方は戻り売りに押されたものの、下値は堅く、中盤から買いの勢いが強まった。人民銀行の資金供給スタンスや、官民を挙げての株価対策などが支えになっている。人民銀は21日の定例オペ(原則として火曜と木曜)で8回連続のリバースレポを実施し、前回(14日、200億人民元)を上回る350億人民元の資金を市場に供給した。また、国有企業業績の底打ちが鮮明化したことも追い風。財政部の最新統計(21日発表)によれば、国有企業・国有持株会社(金融関連は含まず)の利益総額は、今年1〜6月に前年同期比0.1%減の1兆2332億9000万人民元(約24兆6870億円)。減少率は1〜2月の21.5%、1〜3月の8.0%、1〜4月の5.7%、1〜5月の3.3%からさらに縮小した。
業種別では、鉄道関連株が高い。中国鉄建(601186/SH)と中国中鉄(601390/SH)がそろって値幅制限いっぱいまで上昇した。中央企業の人事異動が発表され、鉄建の幹部が中鉄に転出したことがわかり、両社の合併観測が再浮上している。発電設備や建機、素材などインフラ関連株も物色された。運輸株も連日で急伸。中国南方航空(600029/SH)などがストップ高で引けた。ITハイテク関連株やバイオ関連株、自動車株、不動産株もしっかり。
【亜州IR】
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安寄り後に買われる流れ。朝方は戻り売りに押されたものの、下値は堅く、中盤から買いの勢いが強まった。人民銀行の資金供給スタンスや、官民を挙げての株価対策などが支えになっている。人民銀は21日の定例オペ(原則として火曜と木曜)で8回連続のリバースレポを実施し、前回(14日、200億人民元)を上回る350億人民元の資金を市場に供給した。また、国有企業業績の底打ちが鮮明化したことも追い風。財政部の最新統計(21日発表)によれば、国有企業・国有持株会社(金融関連は含まず)の利益総額は、今年1〜6月に前年同期比0.1%減の1兆2332億9000万人民元(約24兆6870億円)。減少率は1〜2月の21.5%、1〜3月の8.0%、1〜4月の5.7%、1〜5月の3.3%からさらに縮小した。
業種別では、鉄道関連株が高い。中国鉄建(601186/SH)と中国中鉄(601390/SH)がそろって値幅制限いっぱいまで上昇した。中央企業の人事異動が発表され、鉄建の幹部が中鉄に転出したことがわかり、両社の合併観測が再浮上している。発電設備や建機、素材などインフラ関連株も物色された。運輸株も連日で急伸。中国南方航空(600029/SH)などがストップ高で引けた。ITハイテク関連株やバイオ関連株、自動車株、不動産株もしっかり。
【亜州IR】
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