23日の中国本土市場概況:上海総合は6連騰で2.4%高、底入れ機運強まる
[15/07/23]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
23日の中国本土マーケットは大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比97.88ポイント(2.43%)高の4123.92ポイントと6日続伸した。約3週ぶりの高値水準を切り上げている。上海A株指数は102.53ポイント(2.43%)高の4320.84ポイント。外貨建てB株相場も上昇した。上海B株指数が9.41ポイント(2.55%)高の377.91ポイント、深センB株指数が21.42ポイント(1.66%)高の1310.06ポイントで引けた。
戻り待ちの売りをこなし続伸。朝方は値動きが不安定だったものの、中盤から上げ幅を広げている。上海総合指数が節目の4000ポイントを回復するなか、「相場は底入れした」との見方が強まった。人民銀行の資金供給スタンスも追い風。人民銀は23日の定例オペ(原則として火曜と木曜)で9回連続のリバースレポを実施し、市中に350億人民元の資金を供給した。リバースレポの期日到来分との差し引きで、今週は3週ぶりに供給超となる(総額300億人民元)。
上海総合の指数構成銘柄はほぼ全面高。原子力関連の上げが目立つ。発電設備の上海電気集団(601727/SH)が8.2%上昇した。南アフリカ共和国で本日から始まった原発プロジェクト入札では、中国勢が有利と伝えられている。イランが計画中の原子炉2基の建設について、「中国政府と交渉を進めている」と報じられたことと合わせ、海外進出拡大の思惑が広がっている。ゼネコンや素材などのインフラ関連株、運輸株、自動車株、不動産株、保険株なども高い。軍事関連株は連日で物色される。航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が3.0%高、衛星通信機器メーカーの中国東方紅衛星(600118/SH)が2.6%高で引けた。
【亜州IR】
<ZN>
戻り待ちの売りをこなし続伸。朝方は値動きが不安定だったものの、中盤から上げ幅を広げている。上海総合指数が節目の4000ポイントを回復するなか、「相場は底入れした」との見方が強まった。人民銀行の資金供給スタンスも追い風。人民銀は23日の定例オペ(原則として火曜と木曜)で9回連続のリバースレポを実施し、市中に350億人民元の資金を供給した。リバースレポの期日到来分との差し引きで、今週は3週ぶりに供給超となる(総額300億人民元)。
上海総合の指数構成銘柄はほぼ全面高。原子力関連の上げが目立つ。発電設備の上海電気集団(601727/SH)が8.2%上昇した。南アフリカ共和国で本日から始まった原発プロジェクト入札では、中国勢が有利と伝えられている。イランが計画中の原子炉2基の建設について、「中国政府と交渉を進めている」と報じられたことと合わせ、海外進出拡大の思惑が広がっている。ゼネコンや素材などのインフラ関連株、運輸株、自動車株、不動産株、保険株なども高い。軍事関連株は連日で物色される。航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が3.0%高、衛星通信機器メーカーの中国東方紅衛星(600118/SH)が2.6%高で引けた。
【亜州IR】
<ZN>