概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は続落、上海総合指数の急落、欧米株安により
[15/07/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 48735.54 -1.04%
27日のブラジル株式市場は7日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比510.30ポイント安(-1.04%)の48735.54で取引を終えた。49298.39から48639.95まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは18、値下がりは46、変わらず2であった。
中国の上海総合指数が急落したこと、それによる景気減速にともなう需要後退懸念から、NY原油先物が続落したことが、ブラジル株の売り圧力になった。また、ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-1.76%(前回-1.70%)、インフレ見通しは9.23%(前回9.15%)に、それぞれ悪化したことも売り材料になった。
【ロシア】MICEX指数 1584.92 -0.67%
27日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMICEX指数は前日比10.69ポイント安(-0.67%)の1584.92で取引を終了した。1599.25から1570.46まで下落した。
27日の上海総合指数が8.5%も急落し(8年ぶりの大幅安)、欧米でも株安が広がる状況になったことから、ロシア株も不可避的に下落した。また、中国の景気減速による需要の後退懸念から、ブレント原油先物が53ドル台まで下落したこと。ルーブル安となったが、今回は海外マネーが流出する可能性が懸念されたとみられ、売り材料になった。
【インド】SENSEX指数 27561.38 -1.96%
27日のインドSENSEX指数は3営業日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比550.93ポイント安550.93ポイント安(-1.96%)の27561.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.88%(160.55ポイント)安の8361.00で取引を終えた。
小動きで寄り付いた後は売りに押され、その後も下げ幅をじりじりと拡大させた。中国本土市場の急落が警戒され、リスク回避の姿勢が再び高まった。
【中国本土】上海総合指数 3725.56 -8.48%
27日の上海総合指数は大きく値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比345.35ポイント安(-8.48%)の3725.56ポイントと続落した。下落率はおよそ8年ぶりの大きさとなっている。
ネガティブ要因が重なり、投資家のセンチメントが悪化する。27日に公表された全国工業企業の6月利益総額で、前年同月比0.3%減と3カ月ぶりにマイナスに転じたことが嫌気された。政府資金の引き揚げも警戒される。「中国市場の安定化は、市場自身の力に委ねるべき」としたうえで、国際通貨基金(IMF)が中国当局に対し、相場買い支えからの早期退出を促したと伝わった。
<NH>
27日のブラジル株式市場は7日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比510.30ポイント安(-1.04%)の48735.54で取引を終えた。49298.39から48639.95まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは18、値下がりは46、変わらず2であった。
中国の上海総合指数が急落したこと、それによる景気減速にともなう需要後退懸念から、NY原油先物が続落したことが、ブラジル株の売り圧力になった。また、ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-1.76%(前回-1.70%)、インフレ見通しは9.23%(前回9.15%)に、それぞれ悪化したことも売り材料になった。
【ロシア】MICEX指数 1584.92 -0.67%
27日のロシア株式市場は4日続落。主要指標のMICEX指数は前日比10.69ポイント安(-0.67%)の1584.92で取引を終了した。1599.25から1570.46まで下落した。
27日の上海総合指数が8.5%も急落し(8年ぶりの大幅安)、欧米でも株安が広がる状況になったことから、ロシア株も不可避的に下落した。また、中国の景気減速による需要の後退懸念から、ブレント原油先物が53ドル台まで下落したこと。ルーブル安となったが、今回は海外マネーが流出する可能性が懸念されたとみられ、売り材料になった。
【インド】SENSEX指数 27561.38 -1.96%
27日のインドSENSEX指数は3営業日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比550.93ポイント安550.93ポイント安(-1.96%)の27561.38、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.88%(160.55ポイント)安の8361.00で取引を終えた。
小動きで寄り付いた後は売りに押され、その後も下げ幅をじりじりと拡大させた。中国本土市場の急落が警戒され、リスク回避の姿勢が再び高まった。
【中国本土】上海総合指数 3725.56 -8.48%
27日の上海総合指数は大きく値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比345.35ポイント安(-8.48%)の3725.56ポイントと続落した。下落率はおよそ8年ぶりの大きさとなっている。
ネガティブ要因が重なり、投資家のセンチメントが悪化する。27日に公表された全国工業企業の6月利益総額で、前年同月比0.3%減と3カ月ぶりにマイナスに転じたことが嫌気された。政府資金の引き揚げも警戒される。「中国市場の安定化は、市場自身の力に委ねるべき」としたうえで、国際通貨基金(IMF)が中国当局に対し、相場買い支えからの早期退出を促したと伝わった。
<NH>