概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は続落、上海総合指数は値下がりを受け
[15/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 49601.60 +1.78%
28日のブラジル株式市場は8日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比866.05ポイント高(+1.78%)の49601.60で取引を終えた。48740.25から49871.17まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは45、値下がりは21であった。
この日の上海総合指数が1.7%ほどの下落にとどまったことを好感して、欧州、米国で株高となり、また、NY原油先物も反発したことから、ブラジル株も買いが優勢になった。ただ、格付け会社S&Pが、ブラジルの格付けを維持も、見通しをネガティブに引き下げたこと。また、29日開催のブラジル中銀会合では利上げが予想されていることから、途中で上げ渋りもみられた。
【ロシア】MICEX指数 1604.50 +1.24%
28日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比19.58ポイント高(+1.24%)の1604.50で取引を終了した。1578.06から1610.66まで上昇した。
28日の上海総合指数が1.7%ほどの下落にとどまったことを好感して、欧州、米国で株高となり、ブレント原油先物も上昇に転じたことから、ロシア株は買いが優勢になった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まり(29日まで)、ルーブル安も進んだが、この日は輸出系企業の収益改善期待が注目され、株高につながったとの見方。
【インド】SENSEX指数 27459.23 -0.37%
28日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比102.15ポイント安(-0.37%)の27459.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.29%(24.00ポイント)安の8337.00で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に下げ幅をやや拡大させた。中国本土市場が続落したことや、前日の欧米市場が軟調だったことが足かせとなった。また、外国機関投資家(FII)による参加証券(P-Notes)の発行規制が強化されるとの観測も、インド国内からの資金流出懸念を強めた。なお、アルン・ジェートリー財務相は、P-Notesの発行規制の強化について、過剰に反応する必要がないと述べた。
【中国本土】上海総合指数 3663.00 -1.68%
28日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比62.56ポイント安(-1.68%)の3663.00ポイントと3日続落した。約3週ぶりの安値圏に低迷する。
業種別では、石油や石炭などエネルギー株の下げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が4.2%安、中国神華能源(601088/SH)が14.0%安で引けた。非鉄株や鉄鋼株、建材株もさえない。不動産株や保険株、海運株などの一角も売られた。 半面、銀行株はしっかり。中国建設銀行(601939/SH)が3.2%上昇する。中国証券金融公司などが指数寄与度の大きい銀行株に買いを入れたとの観測が流れている。
<NH>
28日のブラジル株式市場は8日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比866.05ポイント高(+1.78%)の49601.60で取引を終えた。48740.25から49871.17まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは45、値下がりは21であった。
この日の上海総合指数が1.7%ほどの下落にとどまったことを好感して、欧州、米国で株高となり、また、NY原油先物も反発したことから、ブラジル株も買いが優勢になった。ただ、格付け会社S&Pが、ブラジルの格付けを維持も、見通しをネガティブに引き下げたこと。また、29日開催のブラジル中銀会合では利上げが予想されていることから、途中で上げ渋りもみられた。
【ロシア】MICEX指数 1604.50 +1.24%
28日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比19.58ポイント高(+1.24%)の1604.50で取引を終了した。1578.06から1610.66まで上昇した。
28日の上海総合指数が1.7%ほどの下落にとどまったことを好感して、欧州、米国で株高となり、ブレント原油先物も上昇に転じたことから、ロシア株は買いが優勢になった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まり(29日まで)、ルーブル安も進んだが、この日は輸出系企業の収益改善期待が注目され、株高につながったとの見方。
【インド】SENSEX指数 27459.23 -0.37%
28日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比102.15ポイント安(-0.37%)の27459.23、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.29%(24.00ポイント)安の8337.00で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に下げ幅をやや拡大させた。中国本土市場が続落したことや、前日の欧米市場が軟調だったことが足かせとなった。また、外国機関投資家(FII)による参加証券(P-Notes)の発行規制が強化されるとの観測も、インド国内からの資金流出懸念を強めた。なお、アルン・ジェートリー財務相は、P-Notesの発行規制の強化について、過剰に反応する必要がないと述べた。
【中国本土】上海総合指数 3663.00 -1.68%
28日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比62.56ポイント安(-1.68%)の3663.00ポイントと3日続落した。約3週ぶりの安値圏に低迷する。
業種別では、石油や石炭などエネルギー株の下げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が4.2%安、中国神華能源(601088/SH)が14.0%安で引けた。非鉄株や鉄鋼株、建材株もさえない。不動産株や保険株、海運株などの一角も売られた。 半面、銀行株はしっかり。中国建設銀行(601939/SH)が3.2%上昇する。中国証券金融公司などが指数寄与度の大きい銀行株に買いを入れたとの観測が流れている。
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