概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は反落、米雇用統計など発表控え慎重ムード
[15/08/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 48577.32 -2.87%
7日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1434.00ポイント安(-2.87%)の48577.32で取引を終えた。50013.41から48511.68まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは3、値下がりは62、変わらず1であった。
石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)が、決算の下振れや原油の一段安から、大幅な株安となったことが、ボベスパ指数の下押し圧力になったとの見方。また、ブラジル中銀が前日レアル下支え強化を表明したことで、レアルが反発して輸出関連株が下げたことも、指数の下落につながった。7日発表のブラジルの7月拡大消費者物価指数が、前年比+9.56%に上昇したことも懸念されたとみられる。
【ロシア】MICEX指数 1690.44 +0.88%
7日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比14.73ポイント高(+0.88%)の1690.44で取引を終了した。1675.71から1695.39まで上昇した。
7日発表の米国の7月雇用統計を受けて、連邦準備理事会(FRB)の9月利上げ観測が継続。ルーブル安がさらに進んだことで(対米ドルで一時64.7030レベル)、ロシアの輸出関連企業が株高となり、MICEX指数の上昇をけん引したとの見方。ただ、ブレント原油先物が一段安となり、MICEX指数の上昇幅はやや縮小した。
【インド】SENSEX指数 28236.39 -0.22%
7日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比61.74ポイント安(-0.22%)の28236.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.28%(24.05ポイント)安の8564.60で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は後半にマイナス圏に転落した。この日日本時間夜に米雇用統計のほか、あす8日に7月の中国貿易収支が発表されため、慎重ムードが強い。また、企業の設備投資の減少見通しも指数の足かせに。インドの格付け会社Crisilは最新リポートで、15年度の22業種の設備投資について、前年度比で2%減少するとの見通しを示した。民営企業の投資減少が足かせになると分析し、民営部門の投資は前年度比で8%減少すると予測された。
【中国本土】上海総合指数 3744.21 +2.26%
7日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比82.67ポイント高(+2.26%)の3744.21ポイントと3日ぶりに反発した。
業種別では、海運株の上げが目立つ。中国遠洋HD(601919/SH)や中海集装箱運輸(601866/SH)などがストップ高で引けた。業界再編の思惑が再浮上したことなどが手がかり。ゼネコンや電力設備などのインフラ関連株、発電や水道などの公益株、ITハイテク関連株なども急伸した。保険株や不動産株、素材関連株もしっかり。6日の株式市場では、「不動産税」の導入観測を嫌気して大きく下げていた。
<NH>
7日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1434.00ポイント安(-2.87%)の48577.32で取引を終えた。50013.41から48511.68まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは3、値下がりは62、変わらず1であった。
石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)が、決算の下振れや原油の一段安から、大幅な株安となったことが、ボベスパ指数の下押し圧力になったとの見方。また、ブラジル中銀が前日レアル下支え強化を表明したことで、レアルが反発して輸出関連株が下げたことも、指数の下落につながった。7日発表のブラジルの7月拡大消費者物価指数が、前年比+9.56%に上昇したことも懸念されたとみられる。
【ロシア】MICEX指数 1690.44 +0.88%
7日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比14.73ポイント高(+0.88%)の1690.44で取引を終了した。1675.71から1695.39まで上昇した。
7日発表の米国の7月雇用統計を受けて、連邦準備理事会(FRB)の9月利上げ観測が継続。ルーブル安がさらに進んだことで(対米ドルで一時64.7030レベル)、ロシアの輸出関連企業が株高となり、MICEX指数の上昇をけん引したとの見方。ただ、ブレント原油先物が一段安となり、MICEX指数の上昇幅はやや縮小した。
【インド】SENSEX指数 28236.39 -0.22%
7日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比61.74ポイント安(-0.22%)の28236.39、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.28%(24.05ポイント)安の8564.60で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は後半にマイナス圏に転落した。この日日本時間夜に米雇用統計のほか、あす8日に7月の中国貿易収支が発表されため、慎重ムードが強い。また、企業の設備投資の減少見通しも指数の足かせに。インドの格付け会社Crisilは最新リポートで、15年度の22業種の設備投資について、前年度比で2%減少するとの見通しを示した。民営企業の投資減少が足かせになると分析し、民営部門の投資は前年度比で8%減少すると予測された。
【中国本土】上海総合指数 3744.21 +2.26%
7日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比82.67ポイント高(+2.26%)の3744.21ポイントと3日ぶりに反発した。
業種別では、海運株の上げが目立つ。中国遠洋HD(601919/SH)や中海集装箱運輸(601866/SH)などがストップ高で引けた。業界再編の思惑が再浮上したことなどが手がかり。ゼネコンや電力設備などのインフラ関連株、発電や水道などの公益株、ITハイテク関連株なども急伸した。保険株や不動産株、素材関連株もしっかり。6日の株式市場では、「不動産税」の導入観測を嫌気して大きく下げていた。
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