概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は大幅に値下がり、国内景気の先行き不安が強まる
[15/08/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 44544.86 +0.47%
25日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比208.38ポイント高(+0.47%)の44544.86で取引を終えた。44337.54から一時45587.89まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは38、値下がりは24、変わらず4であった。
中国人民銀行が政策金利と預金準備率の引き下げを発表したことを受けて、中国経済の減速懸念が弱まり、世界株安不安もいったん後退。欧米株高にブラジル株も連れ高となった。また、レビ財務相が辞任観測を否定したことも好感されたもよう。一方、この日発表のブラジルの7月経常収支は赤字が前月の倍以上に膨らみ、相場の重石になったとみられる。また、NYダウが急反落して引けたことも、上昇幅の縮小につながった。
【ロシア】MICEX指数 1658.13 +1.47%
25日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比23.99ポイント高(+1.47%)の1658.13で取引を終了した。1639.03から一時1672.27まで上昇した。
欧州午前に、中国人民銀行が政策金利と預金準備率の引き下げを発表したことを受けて、中国経済の減速懸念が弱まり、世界株安不安もいったん後退。欧州株が急反発し、その後、米株も上昇し始めたことで、ロシア株も連れ高となった。また、ブレント原油先物が44ドル台まで反発したことも(前日終値42.69ドル)、ロシア株の押し上げにつながった。
【インド】SENSEX指数 26032.38 +1.13%
25日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比290.82ポイント高(+1.13%)の26032.38、ナショナル証券取引所の主50社株価指数ニフティは同71.70ポイント高(+0.92%)の7880.70で取引を終えた。
中盤に下値を模索する展開を示したが、その後は買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、製造業が8月に回復しているとの調査結果も支援材料。インドステイト銀行(SBI)が発表した最新リポートによると、インドの製造業活動を測る指数SBI総合指数は8月に53.1まで上昇し、前月の49.7を上回ったという。SBIは、製造業が堅調な回復を示した一方、鉱業や電力関連の不調が引き続き足かせになったと指摘した。
【中国本土】上海総合指数 2964.97 -7.63%
25日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比244.94ポイント安(-7.63%)の2964.97ポイントと4日続落した。節目の3000を下回るのは、昨年12月以来、約8カ月ぶり。一時は下落率が8%を超えた。年初来安値を切り下げて取引を終了している。
投資家心理が冷え込む。国内景気の先行き不安が強まっているにもかかわらず、当局が追加のテコ入れ策を打ち出さないことが嫌気されている。上海総合指数の心理的節目が次々と下に突破されるなか、当局の買い支えが入らないことも失望売りを誘った。
<NH>
25日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比208.38ポイント高(+0.47%)の44544.86で取引を終えた。44337.54から一時45587.89まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは38、値下がりは24、変わらず4であった。
中国人民銀行が政策金利と預金準備率の引き下げを発表したことを受けて、中国経済の減速懸念が弱まり、世界株安不安もいったん後退。欧米株高にブラジル株も連れ高となった。また、レビ財務相が辞任観測を否定したことも好感されたもよう。一方、この日発表のブラジルの7月経常収支は赤字が前月の倍以上に膨らみ、相場の重石になったとみられる。また、NYダウが急反落して引けたことも、上昇幅の縮小につながった。
【ロシア】MICEX指数 1658.13 +1.47%
25日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比23.99ポイント高(+1.47%)の1658.13で取引を終了した。1639.03から一時1672.27まで上昇した。
欧州午前に、中国人民銀行が政策金利と預金準備率の引き下げを発表したことを受けて、中国経済の減速懸念が弱まり、世界株安不安もいったん後退。欧州株が急反発し、その後、米株も上昇し始めたことで、ロシア株も連れ高となった。また、ブレント原油先物が44ドル台まで反発したことも(前日終値42.69ドル)、ロシア株の押し上げにつながった。
【インド】SENSEX指数 26032.38 +1.13%
25日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比290.82ポイント高(+1.13%)の26032.38、ナショナル証券取引所の主50社株価指数ニフティは同71.70ポイント高(+0.92%)の7880.70で取引を終えた。
中盤に下値を模索する展開を示したが、その後は買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、製造業が8月に回復しているとの調査結果も支援材料。インドステイト銀行(SBI)が発表した最新リポートによると、インドの製造業活動を測る指数SBI総合指数は8月に53.1まで上昇し、前月の49.7を上回ったという。SBIは、製造業が堅調な回復を示した一方、鉱業や電力関連の不調が引き続き足かせになったと指摘した。
【中国本土】上海総合指数 2964.97 -7.63%
25日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比244.94ポイント安(-7.63%)の2964.97ポイントと4日続落した。節目の3000を下回るのは、昨年12月以来、約8カ月ぶり。一時は下落率が8%を超えた。年初来安値を切り下げて取引を終了している。
投資家心理が冷え込む。国内景気の先行き不安が強まっているにもかかわらず、当局が追加のテコ入れ策を打ち出さないことが嫌気されている。上海総合指数の心理的節目が次々と下に突破されるなか、当局の買い支えが入らないことも失望売りを誘った。
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