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5日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶりに小反落、米12月利上げ観測再浮上で伸び悩む

注目トピックス 外国株

5日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比2.53ポイント(0.01%)安の23051.04ポイントと3日ぶりに小反落する半面、本土企業株で構成されるH株指数は56.93ポイント(0.54%)高の10617.67ポイントと3日続伸した。売買代金は842億6300万香港ドル(4日は1120億9600万香港ドル)。

前日の終値を挟んで一進一退の展開。中国の政策期待で本土株が続伸したことはプラスとなったものの、年内の米利上げ観測が高まったことはマイナスとなった。ハンセン指数の構成銘柄では、米金利動向に左右されやすい香港系不動産株がさえない。信和置業(83/HK)が2.7%安、長江実業地産(1113/HK)が1.9%安、恒隆地産(:101/HK)が1.3%安で引けた。時価総額上位の本土系銀行株も総じて弱含んでいる。

一方、本土株高がメリットとなる保険株と証券株は買い進まれる。中国平安保険(2318/HK)が2.8%、新華人寿保険(1336/HK)が1.9%、広発証券(1776/HK)が3.4%、中信証券(6030/HK)が2.5%ずつ値を上げた。証券株に関しては、深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)が年内にも開始されるとの思惑も引き続き買い材料視されている。

香港交易所の広報担当者が地元メディアの取材に対し、深センとの「相互乗り入れ」が年内に実施されるかどうかは、現時点で関知していないとコメントしているが、投資家の物色意欲は続いた。

【亜州IR】



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