6日の香港市場概況:ハンセン指数は続落、エネルギー関連銘柄などに売り
[15/11/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
6日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比183.71ポイント(0.80%)安の22867.33ポイントと続落し、本土企業株で構成されるH株指数が61.70ポイント(0.58%)安の10555.97ポイントと4日ぶり反落した。売買代金は715億4300万香港ドルとやや縮小している(5日は842億6300万香港ドル)。
内外重要指標の発表を前に、手控えムードが広がる。今夜は米国で10月雇用統計、週末からは中国で10月の経済指標(7日に外貨準備高、8日に貿易統計、10日に物価統計、11日に小売売上高や鉱工業生産、15日までに金融統計など)が公表されるため、結果を見極めたいとするスタンスが強まった。
ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー関連の銘柄が安い。中国石油化工(386/HK)と中国神華能源(1088/HK)がそろって2.5%、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.4%、中国石油天然気(857/HK)が2.3%、昆侖能源(135/HK)が2.2%ずつ値を下げた。年内の米利上げ観測が強まるなか、米金利動向の影響を受けやすい香港系の不動産株もさえない。
H株銀行セクターも売られる。中国工商銀行(1398/HK)が2.0%安、中国建設銀行(939/HK)と中国銀行(3988/HK)がそろって1.6%安、交通銀行(3328/HK)が1.0%安で引けた。
一方、証券セクターは連日で物色される。香港地場証券の第一上海投資(227/HK)が9.5%高、申銀万国(218/HK)が9.2%高、国泰君安国際HD(1788/HK)が5.0%高、本土の中信証券(6030/HK)が3.5%高、海通証券(6837/HK)が2.2%高と値を上げた。深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)に対する期待感が続いている。
【亜州IR】
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