概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は続落、米利上げ観測が高まり外資流出懸念が強まる
[15/11/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 46194.92 -1.54%
9日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比723.59ポイント安(-1.54%)の46194.92で取引を終えた。47000.50から46057.43まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは12、値下がりは51、変わらず0であった。
8日(日)発表の中国の10月輸出、輸入が予想以上に減少したこと。また、9日発表の経済協力開発機構(OECD)の世界経済見通しで、ブラジルの2015年、2016年の成長見通しが下方修正されたこと。さらに、ブラジル中銀による週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-3.10%(前回-3.05%)、インフレ見通しが9.99%(前回9.91%)まで悪化したことが、ブラジル株の売り材料になった。
【ロシア】MICEX指数 1751.44 -0.17%
9日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比2.92ポイント安(-0.17%)の1751.44で取引を終了した。1763.52から1742.58まで下落した。
中国の10月輸出入の下振れや、経済協力開発機構(OECD)による2016年世界成長見通しの下方修正を受けた欧州株安、米株下落スタートがロシア株の売り圧力になった。また、OECDはロシアの2016年成長見通しもマイナスに下方修正。ブレント原油先物が、ロシア株式市場引け間際に下落に転じたことなども、ロシア株の売りにつながった。
【インド】SENSEX指数 26121.40(-0.55%)
9日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比143.84ポイント安(-0.55%)の26121.40、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同39.10ポイント安(-0.49%)の7915.20で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を徐々に縮小させた。年内の米利上げ観測が高まっていることが、インドからの外資流出懸念を強めた。国内では、ビハール州議会選挙での与党インド人民党(BJP)連盟の敗北が売り圧力を強めた。BJPは今年2月のデリー首都圏の議会選でも惨敗しており、地方選での連続敗北が政権への打撃が必至だ。
【中国本土】上海総合指数 3646.88 +1.58%
9日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比56.85ポイント高(+1.58%)の3646.88ポイントと4日続伸し、約2カ月半ぶりに節目の3600を回復した。
朝安の後に買われる流れ。上海総合指数は先週、週間で6%超上昇していたため、いったん利益を確定する動きが先行したものの、程なくプラスに転じた。政策期待が支え。前日発表の10月・中国貿易統計で、輸出入の低迷が明らかとなるなか、当局が景気下支えに向けて刺激策を打ち出すとの観測が高まった。
<NH>
9日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比723.59ポイント安(-1.54%)の46194.92で取引を終えた。47000.50から46057.43まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは12、値下がりは51、変わらず0であった。
8日(日)発表の中国の10月輸出、輸入が予想以上に減少したこと。また、9日発表の経済協力開発機構(OECD)の世界経済見通しで、ブラジルの2015年、2016年の成長見通しが下方修正されたこと。さらに、ブラジル中銀による週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-3.10%(前回-3.05%)、インフレ見通しが9.99%(前回9.91%)まで悪化したことが、ブラジル株の売り材料になった。
【ロシア】MICEX指数 1751.44 -0.17%
9日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比2.92ポイント安(-0.17%)の1751.44で取引を終了した。1763.52から1742.58まで下落した。
中国の10月輸出入の下振れや、経済協力開発機構(OECD)による2016年世界成長見通しの下方修正を受けた欧州株安、米株下落スタートがロシア株の売り圧力になった。また、OECDはロシアの2016年成長見通しもマイナスに下方修正。ブレント原油先物が、ロシア株式市場引け間際に下落に転じたことなども、ロシア株の売りにつながった。
【インド】SENSEX指数 26121.40(-0.55%)
9日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比143.84ポイント安(-0.55%)の26121.40、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同39.10ポイント安(-0.49%)の7915.20で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅を徐々に縮小させた。年内の米利上げ観測が高まっていることが、インドからの外資流出懸念を強めた。国内では、ビハール州議会選挙での与党インド人民党(BJP)連盟の敗北が売り圧力を強めた。BJPは今年2月のデリー首都圏の議会選でも惨敗しており、地方選での連続敗北が政権への打撃が必至だ。
【中国本土】上海総合指数 3646.88 +1.58%
9日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比56.85ポイント高(+1.58%)の3646.88ポイントと4日続伸し、約2カ月半ぶりに節目の3600を回復した。
朝安の後に買われる流れ。上海総合指数は先週、週間で6%超上昇していたため、いったん利益を確定する動きが先行したものの、程なくプラスに転じた。政策期待が支え。前日発表の10月・中国貿易統計で、輸出入の低迷が明らかとなるなか、当局が景気下支えに向けて刺激策を打ち出すとの観測が高まった。
<NH>