概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は反発、銀行などを中心に買い戻しが優勢
[15/11/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 46846.88 +0.71%
16日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比329.84ポイント高(+0.71%)の46846.88で取引を終えた。46398.64から46905.35まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは27、値下がりは34、変わらず2であった。
ブラジルのルセフ大統領が、「レビ財務相は閣内にとどまる」と明言したことで、財政再建に向けた政策を通す目処がついたのではないか、との期待感などが株高につながったもよう。一方、ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査では、2015年の経済成長率見通しは-3.10%のままだったが(前回-3.10%)、インフレ見通しが10.04%(前回9.99%)まで悪化。株価の重石になったとみられる。
【ロシア】MICEX指数 1739.80 +0.67%
16日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比11.63ポイント高(+0.67%)の1739.80で取引を終了した。1726.32から1751.66まで上昇した。
ロシアのプーチン大統領が、G20サミット終了後、ウクライナ債務約30億ドルの繰り延べを容認する方針を表明。また、欧米との関係について、「経済・政治・安全保障など多くの分野で、ロシアと協力を回復させたいとの明確な関心が示された」と述べたことで、緊張緩和により経済制裁が軽減されるとの期待がロシア株の上昇につながった可能性。
【インド】SENSEX指数25760.10 +0.58%
16日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。149.57ポイント高(+0.58%)の25760.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同44.35ポイント高(+0.57%)の7806.60で取引を終えた。
売りが先行した後は買い戻され、その後もプラス圏で推移した。最近の下落で値ごろ感が強まり、銀行などを中心に買い戻しが優勢。また、発表された10月の卸売物価指数の下落ペースが鈍化したことも、デフレ懸念をやや緩和させた。統計局は16日、10月の卸売物価指数が前年同月比で-3.8%となり、前月の-4.54%を上回ったと発表。市場予想は-3.88%だった。
【中国本土】上海総合指数 3606.96 +0.73%
16日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比26.12ポイント高(+0.73%)高の3606.96ポイントと3日ぶり反発した(一時は1.72%安まで下落)。
朝安の後に買われる流れ。国内景気の先行き不安が高まっていることに加え、信用取引の規制強化による市場エネルギーの低下を警戒して売られたものの、徐々に買いが増え、引けにかけてプラスに転じた。人民元の「国際通貨」採用の期待が支え。国際通貨基金(IMF)は今月30日、特別引出権(SDR)構成通貨への人民元採用を決定する見通しと伝えられるなか、SDR採用に伴い海外資金が中国本土に流入するとの思惑が強まっている。第10回20カ国・地域(G20)サミットで、習近平・国家主席が「15年成長目標の7.0%前後は達成可能」と自信を示したことも追い風だ。
<NH>
16日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比329.84ポイント高(+0.71%)の46846.88で取引を終えた。46398.64から46905.35まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは27、値下がりは34、変わらず2であった。
ブラジルのルセフ大統領が、「レビ財務相は閣内にとどまる」と明言したことで、財政再建に向けた政策を通す目処がついたのではないか、との期待感などが株高につながったもよう。一方、ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査では、2015年の経済成長率見通しは-3.10%のままだったが(前回-3.10%)、インフレ見通しが10.04%(前回9.99%)まで悪化。株価の重石になったとみられる。
【ロシア】MICEX指数 1739.80 +0.67%
16日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比11.63ポイント高(+0.67%)の1739.80で取引を終了した。1726.32から1751.66まで上昇した。
ロシアのプーチン大統領が、G20サミット終了後、ウクライナ債務約30億ドルの繰り延べを容認する方針を表明。また、欧米との関係について、「経済・政治・安全保障など多くの分野で、ロシアと協力を回復させたいとの明確な関心が示された」と述べたことで、緊張緩和により経済制裁が軽減されるとの期待がロシア株の上昇につながった可能性。
【インド】SENSEX指数25760.10 +0.58%
16日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。149.57ポイント高(+0.58%)の25760.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同44.35ポイント高(+0.57%)の7806.60で取引を終えた。
売りが先行した後は買い戻され、その後もプラス圏で推移した。最近の下落で値ごろ感が強まり、銀行などを中心に買い戻しが優勢。また、発表された10月の卸売物価指数の下落ペースが鈍化したことも、デフレ懸念をやや緩和させた。統計局は16日、10月の卸売物価指数が前年同月比で-3.8%となり、前月の-4.54%を上回ったと発表。市場予想は-3.88%だった。
【中国本土】上海総合指数 3606.96 +0.73%
16日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比26.12ポイント高(+0.73%)高の3606.96ポイントと3日ぶり反発した(一時は1.72%安まで下落)。
朝安の後に買われる流れ。国内景気の先行き不安が高まっていることに加え、信用取引の規制強化による市場エネルギーの低下を警戒して売られたものの、徐々に買いが増え、引けにかけてプラスに転じた。人民元の「国際通貨」採用の期待が支え。国際通貨基金(IMF)は今月30日、特別引出権(SDR)構成通貨への人民元採用を決定する見通しと伝えられるなか、SDR採用に伴い海外資金が中国本土に流入するとの思惑が強まっている。第10回20カ国・地域(G20)サミットで、習近平・国家主席が「15年成長目標の7.0%前後は達成可能」と自信を示したことも追い風だ。
<NH>