概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は続伸、ブレント原油価格上昇により
[15/11/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 48150.27 +0.02%
23日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比11.39ポイント高(+0.02%)の48150.27で取引を終えた。48745.08を高値に、いったん47987.58まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは26、値下がりは37、変わらず0であった。
NY原油先物が一時急反発したことで、ブラジル株も上昇スタートしたもよう。その後、ドル高傾向を嫌気して、商品相場が下落したこと。また、ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しは-3.15%(前回-3.10%)、インフレ見通しが10.33%(前回10.04%)まで悪化したことが、売り圧力になった。しかし、前週4日続伸した勢いからか、引けにかけてプラスに戻した。
【ロシア】MICEX指数 1868.07 +2.26%
23日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比41.35ポイント高(+2.26%)の1868.07で取引を終了した。1811.85から1868.66まで上昇した。
サウジアラビア政府が23日、原油価格安定に向けて、引き続き他の産油国と協力する姿勢を改めて強調したことを好感。ブレント原油価格が買われ、一時45.73ドルまで上昇したことが、ロシア株の押し上げにつながったとの見方。
【インド】SENSEX指数 25819.34 -0.19%
23日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比49.15ポイント安(-0.19%)の25819.34、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同7.30ポイント安(-0.09%)の7849.25で取引を終えた。
買いが先行した後はしばらくプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。冬季国会が今週26日から始まるため、積極的な売買は控えられているもようだ。強弱材料では、景気回復の兆しが現れていることが支援材料。クレディ・スイスは最新リポートで、9月、10月の石油や電力などに対する需要が11年ぶりの高水準を記録したと指摘した。景気回復の兆しが鮮明になっているとの見方を示した。
【中国本土】上海総合指数 3610.31 -0.56%
23日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比20.19ポイント安(-0.56%)の3610.31ポイントと3日ぶり反落した。
中盤から売られる流れ。先週末の好地合いを継いで買われる場面がみられたものの、上海総合指数はこのところ3600ポイント台が上値抵抗線として意識されていたため、次第に目先の利益を確定する動きが優勢となった。もっとも、下げ幅は限定的。中国景気の先行き不安がくすぶるなか、当局が追加のテコ入れ策を打ち出すとの観測が根強く残っている。「国際通貨基金(IMF)が今月30日、人民元を特別引出権(SDR)構成通貨に採用する可能性が高い」と伝えられるなか、SDR採用によって海外資金が中国本土に流入するとの思惑もプラス材料だ。
<NH>
23日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比11.39ポイント高(+0.02%)の48150.27で取引を終えた。48745.08を高値に、いったん47987.58まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは26、値下がりは37、変わらず0であった。
NY原油先物が一時急反発したことで、ブラジル株も上昇スタートしたもよう。その後、ドル高傾向を嫌気して、商品相場が下落したこと。また、ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しは-3.15%(前回-3.10%)、インフレ見通しが10.33%(前回10.04%)まで悪化したことが、売り圧力になった。しかし、前週4日続伸した勢いからか、引けにかけてプラスに戻した。
【ロシア】MICEX指数 1868.07 +2.26%
23日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比41.35ポイント高(+2.26%)の1868.07で取引を終了した。1811.85から1868.66まで上昇した。
サウジアラビア政府が23日、原油価格安定に向けて、引き続き他の産油国と協力する姿勢を改めて強調したことを好感。ブレント原油価格が買われ、一時45.73ドルまで上昇したことが、ロシア株の押し上げにつながったとの見方。
【インド】SENSEX指数 25819.34 -0.19%
23日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比49.15ポイント安(-0.19%)の25819.34、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同7.30ポイント安(-0.09%)の7849.25で取引を終えた。
買いが先行した後はしばらくプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。冬季国会が今週26日から始まるため、積極的な売買は控えられているもようだ。強弱材料では、景気回復の兆しが現れていることが支援材料。クレディ・スイスは最新リポートで、9月、10月の石油や電力などに対する需要が11年ぶりの高水準を記録したと指摘した。景気回復の兆しが鮮明になっているとの見方を示した。
【中国本土】上海総合指数 3610.31 -0.56%
23日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比20.19ポイント安(-0.56%)の3610.31ポイントと3日ぶり反落した。
中盤から売られる流れ。先週末の好地合いを継いで買われる場面がみられたものの、上海総合指数はこのところ3600ポイント台が上値抵抗線として意識されていたため、次第に目先の利益を確定する動きが優勢となった。もっとも、下げ幅は限定的。中国景気の先行き不安がくすぶるなか、当局が追加のテコ入れ策を打ち出すとの観測が根強く残っている。「国際通貨基金(IMF)が今月30日、人民元を特別引出権(SDR)構成通貨に採用する可能性が高い」と伝えられるなか、SDR採用によって海外資金が中国本土に流入するとの思惑もプラス材料だ。
<NH>