24日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅続落、利食い売り継続で伸び悩む
[15/11/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
24日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比78.27ポイント(0.35%)安の22587.63ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が72.80ポイント(0.71%)安の10156.63ポイントと、そろって続落した。売買代金は571億9400万香港ドルと薄商いが続いている(23日は622億6900万香港ドル)。
前日の軟調地合いを継ぐ。新規の買い材料に乏しく、目先の利益を確定する動きが続いた。昨夜の米株や商品相場の下落も重しとなっている。ただ、下値は固い。本土株がプラス圏で引けるなか、香港の各指数は引けにかけて下げ幅を縮小した。
ハンセン指数の構成銘柄では、香港最大手商社の利豊(494/HK)が2.4%安、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が2.2%安、香港不動産デベロッパー大手の新世界発展(17/HK)が1.9%安と下げが目立っている。時価総額上位の金融株も軟調に推移した。
空運セクターも安い。中国南方航空(1055/HK)が4.0%、中国東方航空(670/HK)が3.0%、中国国際航空(753/HK)が2.4%ずつ値を下げた。パリ同時多発テロなど世界各地でテロの脅威が高まっていると指摘したうえで、米国務省が23日、全世界を対象として米国人向けに渡航注意報を出したことも逆風となっている。
ゼネコンや発電設備などインフラ関連の銘柄群も売られる。中国中鉄(390/HK)が2.3%安、中国鉄建(1186/HK)が2.4%安、中国交通建設(1800/HK)が2.1%安、ハルビン動力設備(1133/HK)が1.6%安で引けた。セメント株の安徽海螺セメント(914/HK)も1.3%安とさえない。
【亜州IR】
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