30日の香港市場概況:ハンセン指数は6日続落、リバランスに絡んだ売り
[15/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
30日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比71.90ポイント(0.33%)安の21996.42ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が65.02ポイント(0.66%)安の9790.64ポイントと、小幅ながらそろって6日続落した。
ハンセンは10月6日以来、約3カ月ぶりに節目の22000ポイントを割り込んで引けている。売買代金は1006億6000万香港ドルに拡大した(27日は791億2000万香港ドル)。MSCI指数構成銘柄の入れ替えに伴い、リバランスの売り買いが入ったためとみられている。
新規の買い手がかりに乏しいなか、先週の軟調地合いを継ぐ。11月中国製造業PMIの公表を12月1日に控え、結果を見極めたいとするムードが広がった。ただ、指数は先週末の下げが大きかったただけに、自律反発狙いの買いも入る流れ。一時はプラス圏に浮上した。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系保険株の下げが目立つ。中国平安保険(2318/HK)と中国人寿保険(2628/HK)がそろって2.0%安で引けた。
他の個別動向では、 取引再開の海通証券(6837/HK)が2.3%安とさえない。信用取引業務で規定違反の疑いがもたれているとして、中国証券監督管理委員会の調査を受けると公表したことが売り材料視された。半面、中国自動車株はしっかり。東風汽車集団(489/HK)が2.1%高、長城汽車(2333/HK)が1.5%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.3%高と上昇した。
【亜州IR】
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