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上海総合6%超の下げで3日ぶり反落、深セン創業板は7.6%安

注目トピックス 外国株
26日の中国本土市場は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比188.73ポイント(6.42%)安の2749.79ポイントと3日ぶりに急反落した。約1年2カ月ぶりの安値を付けている。上海A株指数も下落し、197.73ポイント(6.43%)安の2877.70ポイントで引けた。外貨建てB株相場も急落。上海B株指数が17.58ポイント(4.90%)安の341.36ポイント、深センB株指数が44.72ポイント(3.80%)安の1131.88ポイントで終えた。

持ち高調整の売りが広がる。春節(旧正月、7〜13日)の大型連休を前に買いが手控えられた。昨年安値の2850ポイントを割り込むと、一気に下げが加速している。ベンチャー企業で構成される深セン創業板指数が7.6%安と大きく下落したことも、中小型株を好む個人投資家のマインドを冷え込ませた。25日の商いが約4カ月ぶりの低水準にとどまるなか、市場エネルギーの減退も不安視されている。

中国人民銀行(中央銀行)が26日、定例オペ(原則として火曜と木曜)で計4400億人民元(約7兆9200億円)を市場に供給したが、特に好感する買いはみられていない。今回の資金供給額は、1日当たりとしては過去最大だった2013年2月5日の4500億人民元以来、約3年ぶりの大きさだった。ただ市場からは、「人民銀は中長期の金融緩和に踏み切らない」と失望する声も聞かれている。産業構造の転換策も不安視。過剰生産能力を抱える複数の業種では、政策を通じた経営圧力の増大が懸念されている。

業種別では、インフラ関連株の下げが目立つ。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が9.4%安、同業の中国中鉄(601390/SH)が8.7%安、発電設備の上海電気集団(601727/SH)が8.9%安で引けた。金融株も安い。中信証券(600030/SH)が9.2%下落した。ITハイテク関連株や消費関連株、資源・素材株、不動産株など全業種が売られている。

【亜州IR】



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