26日の香港市場概況:ハンセン2.5%安で3日ぶり反落、資源株に売り
[16/01/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
26日の香港市場は大幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比479.34ポイント(2.48%)安の18860.80ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が277.95ポイント(3.40%)安の7895.16ポイントとそろって3日ぶり反落した。売買代金は772億500万香港ドル(25日の売買代金は744億2000万香港ドル)。
本土株の急落を嫌気する展開。上海総合指数の下げに拍車がかかるなか、香港の各指数も下げ幅を広げて終了した。時間外取引の原油相場急落も投資家心理を冷やしている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が27日に、今年1月の中国製造業PMIが来週初め(2月1日)にそれぞれ発表されることも気がかり材料だ。
ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50のうち48が下落)。なかでも、石油大手3社株の下げが目立つ。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が7.2%安、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が5.4%安、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が5.8%安で引けた。
非鉄セクターの銘柄も急落。モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(チャイナ。モリブデン:3993/HK)が8.5%安、銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)が7.2%安、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.6%安と値を下げた。
保険株と証券株も売られる。中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が6.2%安、新華人寿保険(1336/HK)が5.2%安、広発証券(1776/HK)が7.1%安、中信証券(6030/HK)が4.1%安と下落した。
インフラ関連株も軒並み安。鉄道建設の中国鉄建(1186/HK)が6.6%、同業の中国中鉄(390/HK)が5.1%、鉄道車両の中国中車(CRRC:1766/HK)が7.1%、発電設備の上海電気集団(2727/HK)が8.8%、同じく発電設備の東方電気(1072/HK)が4.4%ずつ下げた。
【亜州IR】
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