27日の香港市場概況:ハンセン指数は1.0%高と反発、前日の欧米株高が支援材料に
[16/01/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
27日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比191.65ポイント(1.02%)高の19052.45ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が64.35ポイント(0.82%)高の7959.51ポイントとそろって反発した。売買代金は761億7300万香港ドル(26日の売買代金は772億500万香港ドル)。
海外株高が支え。原油相場の持ち直し期待で、昨夜の欧米市場が上昇した流れを継いだ。イラクの石油相が「サウジアラビアやロシアなど産油国の一部が減産に前向きな姿勢を示している」と述べたことを手がかりに、WTI原油先物は急反発している。本土株の急落を嫌気し、香港各指数も下げ幅を縮小する場面がみられたものの、引けにかけて買いの勢いを再び強めた。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノ株の上げが目立つ。金沙中国(1928/HK)が6.5%高、銀河娯楽集団(27/HK)が4.2%高で引けた。大手ブローカーが最新リポートで、「今年1月のマカオ・カジノ収入は直近半年で最大に上る」と予測したことなどが手がかり。前日に急落した石油株も買われた。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.9%高、中国石油天然気(857/HK)が3.2%高とそろって反発している。
本土系の不動産株もしっかり。華潤置地(1109/HK)が3.6%、広州富力地産(2777/HK)が3.4%、中国海外発展(688/HK)が2.1%、首創置業(2868/HK)が1.1%ずつ上昇した。
ゼネコン株も物色される。中国中鉄(390/HK)が4.3%高、中国交通建設(1800/HK)が4.1%高、中国鉄建(1186/HK)が2.2%高と値を上げた。
【亜州IR】
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