28日の香港市場概況:ハンセン0.8%高と続伸、引けにかけて買いの勢いが強まる展開に
[16/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
28日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比143.38ポイント(0.75%)高の19195.83ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が69.07ポイント(0.87%)高の8028.58ポイントとそろって続伸した。売買代金は754億7200万香港ドル(27日の売買代金は761億7300万香港ドル)。
引けにかけて買いの勢いが強まる。本土株安などを嫌気して売られる場面がみられたものの、下値は固く、程なくプラス圏に浮上した。原油相場の持ち直し期待が強まったことや、時間外取引のダウ先物がプラスで推移したことなどが好感されている。香港ドルの対米ドルレートが続伸するなか、域内の資金流出懸念も和らいだ。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノ株の上げが目立つ。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が6.7%高、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が5.1%高とそろって続伸した。「今年1月のカジノ収入が直近6カ月で最大になる」との観測が引き続き手がかりになっている。原油の値上がりを支援材料に、石油株にも買いが継続。大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.6%上昇した。
ゼネコンや発電設備のインフラ関連株も買われる。中国中鉄(390/HK)が6.8%、中国鉄建(1186/HK)が5.2%、中国交通建設(1800/HK)が2.7%、東方電気(1072/HK)が1.7%ずつ値を上げた。
【亜州IR】
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