概況からBRICsを知ろう〜ブラジル株式市場は続伸、中国1月の製造業PMI、非製造業PMIが低下し景気減速懸念が再浮上
[16/02/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 40570.04 +0.41%
1日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比164.05ポイント高(+0.41%)の40570.04で取引を終えた。39738.09まで下落した後、40570.04まで上昇し、高値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは40、値下がりは19、変わらず2であった。
中国国家統計局が発表した1月製造業購買担当者指数(PMI)、非製造業PMIが低下し、景気減速懸念が再浮上したことでブラジル株の売りが先行。ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2016年の経済成長率見通しが-3.01%(前回-3.00%)まで悪化したことも、売り材料になった。しかし、引けにかけて反転、上昇した。電力大手のミナスジェライス電力(CMIG4)が、1月に貯水池の水位が上昇したことを好感して大きく上げ、指数反発のきっかけになったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1773.21 -0.66%
1日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比11.71ポイント安(-0.66%)の1773.21で取引を終了した。1784.96から1760.26まで下落した。
ブレント原油先物が34ドル台まで下落したことが(前週末36ドル近辺)、ロシア株の直接的な売り材料になった。また、原油安のほか、中国国家統計局が発表した1月製造業購買担当者指数(PMI)、非製造業PMIが下振れとなり、景気減速懸念が再浮上し、欧米で株安になったこともロシア株の売り圧力になった。
【インド】SENSEX指数 24824.83 -0.18%
1日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比45.86ポイント安(-0.18%)の24824.83、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同7.60ポイント安(-0.10%)の7555.95で取引を終えた。
小幅高で寄り付いた後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。翌2日にはインド準備銀行(中央銀行、RBI) 金融政策会合の開催を控え、慎重ムードが強い。また、銀行セクターの下落も指数の足かせに。ICICI銀行(ICICIB)の不良債権が増加しているとの報告が同セクターの圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2688.85 -1.78%
1日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比48.75ポイント安(-1.78%)の2688.85ポイントと反落した。
時価総額上位の銘柄が下げを主導する。中国石油天然気(601857/SH)が2.8%安、中国建設銀行(601939/SH)が2.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が3.1%%安で引けた。中国石油天然気は通期業績が大幅減益になるとの見通しを示している。インフラ関連株も安い。ゼネコンの中国中鉄(601390/SH)が3.8%下落した。素材関連株、不動産株、自動車株、運輸株、ITハイテク関連株なども下げが目立っている。
<CS>
1日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比164.05ポイント高(+0.41%)の40570.04で取引を終えた。39738.09まで下落した後、40570.04まで上昇し、高値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは40、値下がりは19、変わらず2であった。
中国国家統計局が発表した1月製造業購買担当者指数(PMI)、非製造業PMIが低下し、景気減速懸念が再浮上したことでブラジル株の売りが先行。ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2016年の経済成長率見通しが-3.01%(前回-3.00%)まで悪化したことも、売り材料になった。しかし、引けにかけて反転、上昇した。電力大手のミナスジェライス電力(CMIG4)が、1月に貯水池の水位が上昇したことを好感して大きく上げ、指数反発のきっかけになったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1773.21 -0.66%
1日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比11.71ポイント安(-0.66%)の1773.21で取引を終了した。1784.96から1760.26まで下落した。
ブレント原油先物が34ドル台まで下落したことが(前週末36ドル近辺)、ロシア株の直接的な売り材料になった。また、原油安のほか、中国国家統計局が発表した1月製造業購買担当者指数(PMI)、非製造業PMIが下振れとなり、景気減速懸念が再浮上し、欧米で株安になったこともロシア株の売り圧力になった。
【インド】SENSEX指数 24824.83 -0.18%
1日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比45.86ポイント安(-0.18%)の24824.83、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同7.60ポイント安(-0.10%)の7555.95で取引を終えた。
小幅高で寄り付いた後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。翌2日にはインド準備銀行(中央銀行、RBI) 金融政策会合の開催を控え、慎重ムードが強い。また、銀行セクターの下落も指数の足かせに。ICICI銀行(ICICIB)の不良債権が増加しているとの報告が同セクターの圧迫材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2688.85 -1.78%
1日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比48.75ポイント安(-1.78%)の2688.85ポイントと反落した。
時価総額上位の銘柄が下げを主導する。中国石油天然気(601857/SH)が2.8%安、中国建設銀行(601939/SH)が2.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が3.1%%安で引けた。中国石油天然気は通期業績が大幅減益になるとの見通しを示している。インフラ関連株も安い。ゼネコンの中国中鉄(601390/SH)が3.8%下落した。素材関連株、不動産株、自動車株、運輸株、ITハイテク関連株なども下げが目立っている。
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