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14日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高と続伸、証券株しっかり

注目トピックス 外国株
週明け14日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比49.19ポイント(1.75%)高の2859.50ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、51.44ポイント(1.75%)高の2992.38ポイントで引けている。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が7.20ポイント(2.05%)高の358.64ポイント、深センB株指数が16.02ポイント(1.48%)高の1100.80ポイントで終えた。

マーケットの先行き不安が後退。中国証券監督管理委員会の劉士余・主席が12日、主席就任後初の記者会見で、低迷する株式市場に安心感を与えるメッセージを送ったことが買い安心感を誘った。会見の内容について、「新規株式公開(IPO)登録制が今年実施される可能性が低いことを示唆した」と受け止められている。「認可制から登録制への移行に伴う新規上場企業の増加で、市場の需給が悪化する」との警戒感が薄らいだ。中国人民銀行(中央銀行)の周小川・総裁が同日、穏健な金融政策を続ける方針を改めて示したことも好感されている。

指標悪化を嫌気する売りは限定された。先週末に公表された経済統計は総じて弱い内容。今年2月の国内金融機関の人民元建て新規融資は7266億人民元にとどまり、市場予想の1兆2000億人民元を大きく下回った。1〜2月の固定資産投資は予想を上回ったものの、鉱工業生産や小売売上高は下振れている。

業種別では、証券株の上げが目立つ。東方証券(600958/SH)が3.1%上昇した。不動産株も買われる。保利地産(600048/SH)が2.6%上昇した。ゼネコンや発電設備などのインフラ関連株も物色される。消費関連株や自動車株、運輸株、素材関連株なども値を上げた。ITハイテク関連株も急伸。ストップ高で引ける銘柄が続出した。ベンチャー企業などで構成される深セン創業板指数も4.6%高と急伸している。

【亜州IR】



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