万達商業地産が急騰、親会社による非公開化に期待感
[16/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
31日の香港マーケットでは、商業用不動産で中国最大手の大連万達商業地産
(3699/HK)が急騰。前日比18.04%高の45.80香港ドルで前場の取引を終了した。
買収計画に期待感。大連万達商業地産は3月30日引け後、親会社の大連万達集団が
同社を全面買収し、非公開化することを検討していると報告した。大連万達集団は1
株当たり48.00香港ドルを下回らない水準で、株式公開買付(TOB)を実施する方針と
いう。この価格は同社の公募価格と同水準で、直近終値(30日:38.80香港ドル)に
対しては23.7%のプレミアム水準に設定された。
計画が実施された場合、同社は香港H株の上場を廃止する運び。ただ、計画は検討
段階で、必ずしも実施されるとは限らないと付け加えた。
万達商業地産は14年12月23日に香港メインボードに上場したが、長らく株価の低
迷を余儀なくされている。市場では今回のTOB計画をめぐり、「バリュエーション面
でより高評価が期待できる本土A株市場への鞍替えを視野に入れたもの」との見方も
浮上している。
IPO時の公募価格は仮条件(41.80〜49.60香港ドル)上限に近い48.00香港ドル。H
株6億株を流通させ、95%を機関投資家、残りを一般投資家に振り向け、手数料など
を除く手取り概算で280億3132万香港ドルを調達。安定株主11社を迎え入れた。
【亜州IR】
<ZN>
(3699/HK)が急騰。前日比18.04%高の45.80香港ドルで前場の取引を終了した。
買収計画に期待感。大連万達商業地産は3月30日引け後、親会社の大連万達集団が
同社を全面買収し、非公開化することを検討していると報告した。大連万達集団は1
株当たり48.00香港ドルを下回らない水準で、株式公開買付(TOB)を実施する方針と
いう。この価格は同社の公募価格と同水準で、直近終値(30日:38.80香港ドル)に
対しては23.7%のプレミアム水準に設定された。
計画が実施された場合、同社は香港H株の上場を廃止する運び。ただ、計画は検討
段階で、必ずしも実施されるとは限らないと付け加えた。
万達商業地産は14年12月23日に香港メインボードに上場したが、長らく株価の低
迷を余儀なくされている。市場では今回のTOB計画をめぐり、「バリュエーション面
でより高評価が期待できる本土A株市場への鞍替えを視野に入れたもの」との見方も
浮上している。
IPO時の公募価格は仮条件(41.80〜49.60香港ドル)上限に近い48.00香港ドル。H
株6億株を流通させ、95%を機関投資家、残りを一般投資家に振り向け、手数料など
を除く手取り概算で280億3132万香港ドルを調達。安定株主11社を迎え入れた。
【亜州IR】
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