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11日の中国本土市場概況:上海総合1.6%高と4日ぶり反発、過度な景気先行き不安が後退

注目トピックス 外国株
週明け11日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比49.00ポイント(1.64%)高の3033.96ポイントと4日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、51.38ポイント(1.64%)高の3175.09ポイントで引けた。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数は3.22ポイント(0.86%)高の376.55ポイント、深センB株指数は5.40ポイント(0.48%)高の1139.81ポイントで終了した。ベンチャー企業などで構成される深セン創業板指数も2.39%高と上昇している。

国内景気の過度な先行き不安が後退する。朝方公表された消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.3%上昇(予想は2.4%上昇)、生産者物価指数(PPI)は同4.3%の低下(予想は4.6%低下)という結果。なかでもPPIの下落率が15年1月以来の低い水準となったことで、企業活動の停滞が改善しつつあるとの見方につながった。これから公表される指標も良好な内容になると期待されている。李克強・首相が8日、ドイツのシュタインマイヤー外相との会談で、「第1四半期の経済指標は上向く変化が出ており、全体の情勢は予想を上回った」と述べたことも追い風だ。

業種別では、景気動向に敏感な素材関連株が高い。宝鋼(600019/SH)が6.4%、安徽海螺セメント(600585/SH)が3.4%ずつ値を上げた。証券株も上げが目立つ。中信証券(600030/SH)が2.7%上昇した。銀行株や保険株、不動産株、自動車株、エネルギー関連株、インフラ関連株なども物色されている。


【亜州IR】



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