富智康が「ノキア」ブランド買収か、フィーチャーフォン資産取得
[16/05/16]
提供元:株式会社フィスコ
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携帯端末OEMメーカー大手の富智康集団(旧社名は富士康国際HD:2038/HK)が米マイクロソフトから、携帯電話ブランド「ノキア」の買収を検討しているもようだ。フィーチャーフォン(ガラケー)資産の買収に向けて最終的な交渉に入っており、今月末にも詳細を公表する予定という。台湾メディアが15日伝えた。
マイクロソフトは2014年、ノキアの携帯電話事業を買収。現在、「マイクロソフト・モバイル」として同事業を展開するが、フィーチャーフォンに関しては引き続き「ノキア」ブランドを利用している。買収の際、マイクロソフトは2024年まで「ノキア」ブランドを利用する権利を取得しており、その権利を今回、富智康に譲渡する意向という。
スマートフォンの普及でフィーチャーフォンの販売が苦戦するなか、マイクロソフトは売却を決めたと報じられている。報道によると、今年1〜3月期のフィーチャーフォン販売台数はわずか1500万台にとどまった。
この報道を受けて富智康は15日、「潜在的な投資のチャンスを常に模索している」としながらも、「現時点でそうした取引に関するいかなる決定も下していない」と説明した。
■企業紹介
富智康は台湾系の携帯端末OEM大手。海外携帯大手メーカー向けにモジュールやデバイスを生産する。親会社はPC、通信機器、電子部品のEMSを手がける台湾・鴻海精密工業(2317/TW)。中国本土や欧州などに生産拠点を有するほか、北京、南京、台北、ソウルに設計センターを置く。
【亜州IR】
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マイクロソフトは2014年、ノキアの携帯電話事業を買収。現在、「マイクロソフト・モバイル」として同事業を展開するが、フィーチャーフォンに関しては引き続き「ノキア」ブランドを利用している。買収の際、マイクロソフトは2024年まで「ノキア」ブランドを利用する権利を取得しており、その権利を今回、富智康に譲渡する意向という。
スマートフォンの普及でフィーチャーフォンの販売が苦戦するなか、マイクロソフトは売却を決めたと報じられている。報道によると、今年1〜3月期のフィーチャーフォン販売台数はわずか1500万台にとどまった。
この報道を受けて富智康は15日、「潜在的な投資のチャンスを常に模索している」としながらも、「現時点でそうした取引に関するいかなる決定も下していない」と説明した。
■企業紹介
富智康は台湾系の携帯端末OEM大手。海外携帯大手メーカー向けにモジュールやデバイスを生産する。親会社はPC、通信機器、電子部品のEMSを手がける台湾・鴻海精密工業(2317/TW)。中国本土や欧州などに生産拠点を有するほか、北京、南京、台北、ソウルに設計センターを置く。
【亜州IR】
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