概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は続落、議会選挙の結果公表を控え売りが優勢になった。
[16/05/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 50132.53 -0.85%
19日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比429.17ポイント安(-0.85%)の50132.53で取引を終えた。50556.06から49588.26まで下落した。
米連邦準備理事会(FRB)の6月利上げ観測が浮上したことで、新興国市場からの資金流出につながるとの見方や、ドル高になり原油安、資源価格下落が拡大することへの懸念が、ブラジル株を圧迫した。市場は、ブラジル暫定政権による経済再生のための新たな政策発表待ちの状態にある。
【ロシア】MICEX指数 1891.52 -1.34%
19日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比25.72ポイント安(-1.34%)の1891.52で取引を終了した。1913.70から1891.52まで下落し、安値引けとなった。
前日の取引終了後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の4月会合議事録で、6月利上げの可能性が示唆されたことを受けて、ロシア株の売りが先行した。ドル高進行による割高感からブレント原油先物が下落したことも(一時1.55ドル安)、強い売り圧力になった。また、モゲリーニEU外相が、ウクライナ情勢をめぐる対ロシア経済制裁を7月期限切れ後も延長する見通しを示したことも嫌気されたもよう。
【インド】SENSEX指数 25399.72 -1.19%
19日のインドSENSEX指数は続落。前日比304.89ポイント安(-1.19%)の25399.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同86.75ポイント安(-1.10%)の7783.40で取引を終えた。
小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。議会選挙の結果公表を控え、売りが優勢になった。西ベンガルやタミル・ナードゥ州、ケーララ州などの選挙結果はきょう19日に公表される見通しだ。また、外国人投資家(FII)の売り越しや通貨ルピー安の進行も圧迫材料。FIIはきのう18日までに3日連続の売り越しとなった。外部要因では、日本時間19日未明に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の4月会合議事録が公開され、多くの委員が6月利上げに言及していたことが嫌気された。
【中国本土】上海総合指数 2806.91 -0.02%
19日の上海総合指数は小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比0.61ポイント安(-0.02%)の2806.91ポイントと小幅ながら3日続落した。
人民元安の進行が懸念材料。中国人民銀行(中央銀行)は19日、人民元の対米ドル基準値を大幅な元安方向に設定した。中国からの資金流出や、人民元資産の目減りなど懸念されている。本日の上海外国為替市場では、人民元相場が対米ドルで6日続落し、一時、約2カ月半ぶりの安値を更新した。もっとも、指数は小高く推移する場面もみられている。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は0.84%高で取引を終了した(一時は2.77%高)。中小型株を好む個人投資家のセンチメントを上向かせている。
<CS>
19日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比429.17ポイント安(-0.85%)の50132.53で取引を終えた。50556.06から49588.26まで下落した。
米連邦準備理事会(FRB)の6月利上げ観測が浮上したことで、新興国市場からの資金流出につながるとの見方や、ドル高になり原油安、資源価格下落が拡大することへの懸念が、ブラジル株を圧迫した。市場は、ブラジル暫定政権による経済再生のための新たな政策発表待ちの状態にある。
【ロシア】MICEX指数 1891.52 -1.34%
19日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比25.72ポイント安(-1.34%)の1891.52で取引を終了した。1913.70から1891.52まで下落し、安値引けとなった。
前日の取引終了後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の4月会合議事録で、6月利上げの可能性が示唆されたことを受けて、ロシア株の売りが先行した。ドル高進行による割高感からブレント原油先物が下落したことも(一時1.55ドル安)、強い売り圧力になった。また、モゲリーニEU外相が、ウクライナ情勢をめぐる対ロシア経済制裁を7月期限切れ後も延長する見通しを示したことも嫌気されたもよう。
【インド】SENSEX指数 25399.72 -1.19%
19日のインドSENSEX指数は続落。前日比304.89ポイント安(-1.19%)の25399.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同86.75ポイント安(-1.10%)の7783.40で取引を終えた。
小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。議会選挙の結果公表を控え、売りが優勢になった。西ベンガルやタミル・ナードゥ州、ケーララ州などの選挙結果はきょう19日に公表される見通しだ。また、外国人投資家(FII)の売り越しや通貨ルピー安の進行も圧迫材料。FIIはきのう18日までに3日連続の売り越しとなった。外部要因では、日本時間19日未明に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の4月会合議事録が公開され、多くの委員が6月利上げに言及していたことが嫌気された。
【中国本土】上海総合指数 2806.91 -0.02%
19日の上海総合指数は小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比0.61ポイント安(-0.02%)の2806.91ポイントと小幅ながら3日続落した。
人民元安の進行が懸念材料。中国人民銀行(中央銀行)は19日、人民元の対米ドル基準値を大幅な元安方向に設定した。中国からの資金流出や、人民元資産の目減りなど懸念されている。本日の上海外国為替市場では、人民元相場が対米ドルで6日続落し、一時、約2カ月半ぶりの安値を更新した。もっとも、指数は小高く推移する場面もみられている。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は0.84%高で取引を終了した(一時は2.77%高)。中小型株を好む個人投資家のセンチメントを上向かせている。
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