概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は反発、アジアや欧州株の反発等を好感して買い戻しが優勢
[16/06/16]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 48914.74 +0.55%
15日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比266.45ポイント高(+0.55%)の48914.74で取引を終えた。49414.95を高値に、いったん48323.67まで下落した。
「国営石油会社ペトロブラスをめぐる汚職事件に絡み、同社幹部の司法取引による証言のなかでテメル大統領代理の名前が挙がった」旨の一部報道を受けて、ブラジル株の売りが一時強まった。その後、米FOMCで追加利上げが見送られ、年内に複数回の利上げを予想するメンバーが減少したことが好感され、ブラジル株の買いが盛り返す展開になった。
【ロシア】MICEX指数 1889.75 +0.20%
15日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比3.83ポイント高(+0.20%)の1889.75で取引を終了した。1880.55から1898.31まで上昇した。
ロシア株も先週後半から続落していたことで、アジアや欧州株の反発、米株の上昇スタートを好感して、買い戻しが優勢になったもよう。ただ、ロシア株式市場の取引時間内においては、ブレント原油先物が前日比マイナス圏での推移になっていたことが重しとなり、ロシア株の上昇幅は限定的になった。
【インド】SENSEX指数 26726.34 +1.25%
15日のインドSENSEX指数は反発。前日比330.63ポイント高(+1.25%)の26726.34、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同97.75ポイント高(+1.21%)の8206.60で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、下値拾う動きが活発となった。また、本日のアジア市場が堅調な値動きを示したことも支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2887.21 +1.58%
15日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比45.02ポイント高(+1.58%)の2887.21ポイントと続伸した。
悪材料の出尽くし感が強まる。MSCIによる新興国株指数へのA株採用延期を嫌気し売りが先行したものの、ほどなくプラスに転じた。採用見送りについては、すでに市場の一部で予測されていたため、売り圧力もそれほど強くない。ゴールドマン・サックスはMSCIの決定を受け、中国の証券当局はA株の極端な下落を避けるため、深センと香港間の「相互乗り入れ」解禁をまもなく発表するとの見方を明らかにした。深セン取引所に上場するA株で構成される深センA株指数は3.1%高、ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は3.4%高と急伸している。
<CS>
15日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比266.45ポイント高(+0.55%)の48914.74で取引を終えた。49414.95を高値に、いったん48323.67まで下落した。
「国営石油会社ペトロブラスをめぐる汚職事件に絡み、同社幹部の司法取引による証言のなかでテメル大統領代理の名前が挙がった」旨の一部報道を受けて、ブラジル株の売りが一時強まった。その後、米FOMCで追加利上げが見送られ、年内に複数回の利上げを予想するメンバーが減少したことが好感され、ブラジル株の買いが盛り返す展開になった。
【ロシア】MICEX指数 1889.75 +0.20%
15日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比3.83ポイント高(+0.20%)の1889.75で取引を終了した。1880.55から1898.31まで上昇した。
ロシア株も先週後半から続落していたことで、アジアや欧州株の反発、米株の上昇スタートを好感して、買い戻しが優勢になったもよう。ただ、ロシア株式市場の取引時間内においては、ブレント原油先物が前日比マイナス圏での推移になっていたことが重しとなり、ロシア株の上昇幅は限定的になった。
【インド】SENSEX指数 26726.34 +1.25%
15日のインドSENSEX指数は反発。前日比330.63ポイント高(+1.25%)の26726.34、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同97.75ポイント高(+1.21%)の8206.60で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、下値拾う動きが活発となった。また、本日のアジア市場が堅調な値動きを示したことも支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 2887.21 +1.58%
15日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比45.02ポイント高(+1.58%)の2887.21ポイントと続伸した。
悪材料の出尽くし感が強まる。MSCIによる新興国株指数へのA株採用延期を嫌気し売りが先行したものの、ほどなくプラスに転じた。採用見送りについては、すでに市場の一部で予測されていたため、売り圧力もそれほど強くない。ゴールドマン・サックスはMSCIの決定を受け、中国の証券当局はA株の極端な下落を避けるため、深センと香港間の「相互乗り入れ」解禁をまもなく発表するとの見方を明らかにした。深セン取引所に上場するA株で構成される深センA株指数は3.1%高、ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は3.4%高と急伸している。
<CS>