概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は続落、英国のEU離脱が確定されたことが引き続き警戒
[16/06/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 49245.53 -1.72%
27日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比859.73ポイント安(-1.72%)の49245.53で取引を終えた。50161.61まで上昇した後、一時48954.41まで下落した。
英国の欧州連合(EU)離脱が確定されたことに伴うリスク回避の売りが継続した。国内では、インフレ加速懸念が高まっていることや、ブラジル中央銀行が年内の利下げ幅を縮小させるとの観測が圧迫材料。中銀がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2016年末のインフレ率が7.29%(前回は7.25%)まで上昇し、中銀が政策金利(セリック金利)を13.25(前回は13.00)まで引き下げるという結果が示された。一方、2016年の成長見通しについて、-3.44%に据え置かれた。ほかに、原油を含む商品相場の続落もウエートの高い資源セクターの売り材料となった。
【ロシア】MICEX指数 1841.73 -2.26%
27日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比42.68ポイント安(-2.26%)の1841.73で取引を終了した。1887.75まで上昇した後、いったん1841.73まで下落した。
英国の欧州連合(EU)離脱が確定されたことが引き続き警戒され、リスク回避の売りが継続した。また、原油価格の下落もウエートの高い資源セクターの売り手掛かりとなった。英国のEU離脱決定に伴う欧州経済の落ち込み懸念から金属など資源銘柄に売りが加速した。
【インド】SENSEX指数 26402.96 +0.02%
27日のインドSENSEX指数は強含み。前日比5.25ポイント高(+0.02%)の26402.96、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.10ポイント高(+0.08%)の8094.70で取引を終えた。
終始前日の終値近辺でもみ合った。前営業日の急落を受けた反動から買い戻しが優勢。また、主要7カ国(G7)主導による市場安定化への期待が広がっており、アジア市場は落ち着きを取り戻している。さらに、インド準備銀行(中央銀行)による利下げ観測が浮上したことも、株式市場を下支えした。
【中国本土】上海総合指数 2895.70 +1.45%
週明け27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比41.42ポイント高(+1.45%)の2895.70ポイントと3日ぶりに反発した。
中国の政策期待が支え。鉄鋼大手グループの再編計画が明らかとなるなか、中央企業(中央政府に直属する国有企業)の改革が進展すると好感された。中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスも追い風。人民銀は27日、リバースレポを通じて2700億人民元に上る資金を供給した(約4カ月ぶりの大きさ)。また市場では、当局が近く預金準備率の再引き下げに動く??との観測も流れている。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数も大きく上昇し(前日比3.03%高で終了)、中小型株を好む個人投資家のセンチメントを上向かせた。前週末の軟調地合いを継ぎ、指数は小安く寄り付いたものの、程なくプラスに切り返し、中盤から上げ幅を広げている。
<CS>
27日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比859.73ポイント安(-1.72%)の49245.53で取引を終えた。50161.61まで上昇した後、一時48954.41まで下落した。
英国の欧州連合(EU)離脱が確定されたことに伴うリスク回避の売りが継続した。国内では、インフレ加速懸念が高まっていることや、ブラジル中央銀行が年内の利下げ幅を縮小させるとの観測が圧迫材料。中銀がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2016年末のインフレ率が7.29%(前回は7.25%)まで上昇し、中銀が政策金利(セリック金利)を13.25(前回は13.00)まで引き下げるという結果が示された。一方、2016年の成長見通しについて、-3.44%に据え置かれた。ほかに、原油を含む商品相場の続落もウエートの高い資源セクターの売り材料となった。
【ロシア】MICEX指数 1841.73 -2.26%
27日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比42.68ポイント安(-2.26%)の1841.73で取引を終了した。1887.75まで上昇した後、いったん1841.73まで下落した。
英国の欧州連合(EU)離脱が確定されたことが引き続き警戒され、リスク回避の売りが継続した。また、原油価格の下落もウエートの高い資源セクターの売り手掛かりとなった。英国のEU離脱決定に伴う欧州経済の落ち込み懸念から金属など資源銘柄に売りが加速した。
【インド】SENSEX指数 26402.96 +0.02%
27日のインドSENSEX指数は強含み。前日比5.25ポイント高(+0.02%)の26402.96、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.10ポイント高(+0.08%)の8094.70で取引を終えた。
終始前日の終値近辺でもみ合った。前営業日の急落を受けた反動から買い戻しが優勢。また、主要7カ国(G7)主導による市場安定化への期待が広がっており、アジア市場は落ち着きを取り戻している。さらに、インド準備銀行(中央銀行)による利下げ観測が浮上したことも、株式市場を下支えした。
【中国本土】上海総合指数 2895.70 +1.45%
週明け27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比41.42ポイント高(+1.45%)の2895.70ポイントと3日ぶりに反発した。
中国の政策期待が支え。鉄鋼大手グループの再編計画が明らかとなるなか、中央企業(中央政府に直属する国有企業)の改革が進展すると好感された。中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスも追い風。人民銀は27日、リバースレポを通じて2700億人民元に上る資金を供給した(約4カ月ぶりの大きさ)。また市場では、当局が近く預金準備率の再引き下げに動く??との観測も流れている。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数も大きく上昇し(前日比3.03%高で終了)、中小型株を好む個人投資家のセンチメントを上向かせた。前週末の軟調地合いを継ぎ、指数は小安く寄り付いたものの、程なくプラスに切り返し、中盤から上げ幅を広げている。
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