27日の香港市場概況:ハンセン0.4%高と3日続伸、テンセントは上場来高値
[16/07/27]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
27日の香港市場は小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比89.26ポイント(0.40%)高の22218.99ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が53.04ポイント(0.59%)高の9115.29ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は661億9300万香港ドル(26日は715億3600万香港ドル)。
海外株高が支え。グローベックスのダウ先物や、取引時間中に始まった欧州市場の株高などが好感された。ただ、全体としては方向感を欠く展開。本土株の急落をにらみながら、香港の指数も安く推移する場面がみられている。米FOMCの金融政策発表を28日未明(日本時間)に控え、模様眺めのスタンスも漂った。
ハンセン指数の構成銘柄では、婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(1880/HK)が2.6%高、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)と生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)がそろって1.7%高と上げが目立つ。ネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント:700/HK)は1.4%高の189.00香港ドルと高値引け。引値ベースで上場来高値を更新した。時価総額は1兆7782億6900万香港ドル(約24兆1100億円)に膨らんでいる。
一方、前日に物色された中国自動車セクターは下落。比亜迪(BYD:1211/HK)が3.1%安、吉利汽車HD(175/HK)が2.7%安、広州汽車集団(2238/HK)が1.9%安、長城汽車(2333/HK)が1.7%安と値を下げた。BYDに関しては、上海市政府が同社向けの新エネルギー車補助金を減額したことが売り材料視されている。
【亜州IR】
<WA>