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12日の中国本土市場概況:上海総合1.6%高と3日ぶり反発、不動産株に買い

注目トピックス 外国株
12日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比48.03ポイント(1.60%)高の3050.67ポイントと3日ぶりに反発した。約1カ月ぶりの高値水準を回復する。上海A株指数も上昇し、50.39ポイント(1.60%)高の3193.74ポイントで引けた。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は2.42ポイント(0.70%)高の346.95ポイント、深センB株指数は3.84ポイント(0.33%)高の1159.06ポイントで終了した。

景気刺激策の思惑が高まる。取引時間中に公表された各種の経済指標が弱い内容だったため、当局が何らかの対策を打ち出すとの見方が広がった。指数は朝方、前日の終値近辺で推移していたものの、経済指標発表後に買いの勢いが増している。

業種別では、不動産株が急伸。大手の緑地控股(600606/SH)がストップ高。前日の相場では、不動産引き締めの動きが警戒され売りが目立っていた。国家統計局は12日、1〜7月の不動産開発投資の伸びが5.3%にとどまったと発表(1〜6月の増加率は6.1%)。投資・販売ともに減速が続いている実態が示されたことを受け、引き締めの動きがこれ以上強化されないと連想されている。金融株や発電やガスの公益株、自動車株、インフラ関連株、素材関連株、消費関連株なども幅広く物色された。

【亜州IR】



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