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17日の香港市場概況:ハンセン0.5%安と続落、証券セクターさえない

注目トピックス 外国株


17日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比111.06ポイント(0.48%)安の22799.78ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が66.23ポイント(0.68%)安の9641.76ポイントとそろって続落した。売買代金は847億800万香港ドル(16日は841億6800万香港ドル)。

好材料の出尽くし感が広がる。期待されていた深セン・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)実施案は、このほど国務院に承認された。指数は小高く推移する場面がみられたものの、引けにかけて改めて売りが優勢となっている。

ハンセン指数の構成銘柄では、航空大手の国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が7.3%安と急落。中間業績の下振れを嫌気した。香港拠点の不動産株も軒並み安で引けている。米早期利上げ観測が逆風。香港は米金融政策に追随するため、追加利上げの観測が売り材料視されている。

証券関連株も安い。中信証券(6030/HK)が4.3%、広発証券(1776/HK)が3.8%、海通証券(6837/HK)が3.3%、華泰証券(HTSC:6886/HK)が2.0%ずつ値を下げた。取引所を運営する香港交易所(香港証券取引所:388/HK)も4.7%安と売られている。「相互乗り入れ」で取引が活発化する??との期待感でこのところ買われていた。

前日に逆行高した香港と深センの両市場に重複上場する銘柄群も急落。自動車部品の浙江世宝(1057/HK)が10.7%、石油開発資材メーカーの山東墨龍石油機械(568/HK)が9.8%、変圧器メーカー大手の東北電気発展(42/HK)が5.8%、白物家電大手の海信科龍電器(921/HK)が4.7%ずつ反落した。




【亜州IR】




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