概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は3日ぶりに反落、前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された
[16/08/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 57722.14 +0.01%
25日のブラジル株式市場は強含み。主要指標のボベスパ指数は前日比4.26ポイント高(+0.01%)の57722.14で取引を終えた。58123.74まで上昇した後、一時57638.64まで下落した。
原油高が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。イランが9月の石油輸出国機構(OPEC)非公式会議への出席を確定したことが支援材料となったもようだ。一方、指数の上値は重い。テメル暫定政権を支える主要政党の一つが連立離脱を示唆しているとの報道が足かせとなった。市場関係者は、テメル政権の改革をめぐり、支持が得られるかどうかはなお不透明な部分があると指摘している。
【ロシア】MICEX指数 1985.56 +0.10%
25日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比1.97ポイント高(+0.10%)の1985.56で取引を終了した。1987.35から1969.53まで下落した。
原油価格の上昇が支援材料となり、資源銘柄に買いが広がった。イランが9月の石油輸出国機構(OPE)非公式会議への出席を確定したことが好感されたもようだ。また、通貨ルーブルの上昇も支援材料。国内では、成長見通しの上方修正が好感された。ロシア中央銀行はこのほど、原油価格とルーブルの上昇を受け、ロシア経済の成長ペースが下期に加速するとの見方を示した。2016年の成長予想について、以前に予想した-0.7%から-0.5%に引き上げた。
【インド】SENSEX指数 27835.91 -0.80%
25日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比224.03ポイント安(-0.80%)の27835.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.10ポイント安(-0.67%)の8592.20で取引を終えた。
前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。前日の米株式市場が下落したほか、この日のアジア市場が軟調な展開を示したことを受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、外国人投資家(FII)の売り継続も警戒材料。FIIは前日24日までに3日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3068.33 -0.57%
25日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比17.55ポイント安(-0.57%)の3068.33ポイントと続落した。
国内金利の上昇が逆風。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物と7日物は25日に、そろって約1カ月ぶりの高水準に上昇している。中国人民銀行(中央銀行)は25日、リバースレポを通じ約2カ月ぶりの規模となる資金を供給したにもかかわらず、SHIBORは依然として高止まりしたままだ。人民銀の資金供給スタンスに関して、市場関係者の間では、預金準備率引き下げの可能性が遠のいたとする見方も出ている。上海商品取引所で本日、非鉄など主要商品が一部を除き大きく下げたことも投資家心理を冷やしている。
<CS>
25日のブラジル株式市場は強含み。主要指標のボベスパ指数は前日比4.26ポイント高(+0.01%)の57722.14で取引を終えた。58123.74まで上昇した後、一時57638.64まで下落した。
原油高が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。イランが9月の石油輸出国機構(OPEC)非公式会議への出席を確定したことが支援材料となったもようだ。一方、指数の上値は重い。テメル暫定政権を支える主要政党の一つが連立離脱を示唆しているとの報道が足かせとなった。市場関係者は、テメル政権の改革をめぐり、支持が得られるかどうかはなお不透明な部分があると指摘している。
【ロシア】MICEX指数 1985.56 +0.10%
25日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比1.97ポイント高(+0.10%)の1985.56で取引を終了した。1987.35から1969.53まで下落した。
原油価格の上昇が支援材料となり、資源銘柄に買いが広がった。イランが9月の石油輸出国機構(OPE)非公式会議への出席を確定したことが好感されたもようだ。また、通貨ルーブルの上昇も支援材料。国内では、成長見通しの上方修正が好感された。ロシア中央銀行はこのほど、原油価格とルーブルの上昇を受け、ロシア経済の成長ペースが下期に加速するとの見方を示した。2016年の成長予想について、以前に予想した-0.7%から-0.5%に引き上げた。
【インド】SENSEX指数 27835.91 -0.80%
25日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比224.03ポイント安(-0.80%)の27835.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.10ポイント安(-0.67%)の8592.20で取引を終えた。
前半はプラス圏で推移したが、その後は売りに押された。前日の米株式市場が下落したほか、この日のアジア市場が軟調な展開を示したことを受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、外国人投資家(FII)の売り継続も警戒材料。FIIは前日24日までに3日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3068.33 -0.57%
25日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比17.55ポイント安(-0.57%)の3068.33ポイントと続落した。
国内金利の上昇が逆風。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物と7日物は25日に、そろって約1カ月ぶりの高水準に上昇している。中国人民銀行(中央銀行)は25日、リバースレポを通じ約2カ月ぶりの規模となる資金を供給したにもかかわらず、SHIBORは依然として高止まりしたままだ。人民銀の資金供給スタンスに関して、市場関係者の間では、預金準備率引き下げの可能性が遠のいたとする見方も出ている。上海商品取引所で本日、非鉄など主要商品が一部を除き大きく下げたことも投資家心理を冷やしている。
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