概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は小幅に値上がり、保険会社の投資資金引き揚げ懸念がうすらぐ
[16/08/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 57716.25 -0.01%
26日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比5.89ポイント安(-0.01%)の57716.25で取引を終えた。58655.21まで上昇した後、一時57259.13まで下落した。
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が26日の講演で追加利上げに意欲を示したことを受け、ブラジル株などに売り圧力がやや高まった。また、ボベスパ指数が週間ベースでは先週まで10週連続で上昇していたため、足元では高値警戒感も強い。一方、指数の下値は限定的。テメル暫定政権による構造改革への期待が引き続き支援材料となったほか、原油高も資源銘柄の物色手がかりとなった。
【ロシア】MICEX指数 1993.35 +0.39%
26日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比7.79ポイント高(+0.39%)の1993.35で取引を終了した。1997.10から1976.87まで下落した
原油価格の続伸が好感され、資源銘柄に買いが継続した。また、大手ズベルバンク(SBER)の好決算発表も同セクターの支援材料。ズベルバンクはこのほど、4-6月期の純利益が前年同期比で166.3%増加したと発表した。ほかに、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言について、利上げの可能性が増加しているものの、経済指標次第であると強調されたため、先送りする可能性もあるとの見方も出ている。
【インド】SENSEX指数 27782.25 -0.19%
26日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比53.66ポイント安(-0.19%)の27782.25、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.23%(19.65ポイント)安の8572.55で取引を終えた。
朝方は堅調な値動きを示したが、その後は売り優勢に転じた。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前に神経質な展開となった。また、外国人投資家(FII)の売り越しが継続していたことが警戒された。FIIは前日25日までに4日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3070.31 +0.06%
26日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.98ポイント高(+0.06%)の3070.31ポイントと3日ぶりに反発した。
保険会社の投資資金引き揚げ懸念がうすらぐ。「保険資金の一部がA株市場から流出する」とのうわさを中国保険監督管理委員会の関係者が否定したことを好感した。ただ、短期金利の高止まりは重し。中国人民銀行(中央銀行)が大量の資金を投入しているにもかかわらず、上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物と7日物は26日、それぞれ約1カ月ぶりの高水準にとどまったままだ。人民銀が今週実施した公開市場操作では、リバースレポを通じた資金供給が償還分との差し引きで3100億人民元の供給超となっている(供給超は2週ぶり)。指数は安く推移する場面が目立った。
<CS>
26日のブラジル株式市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比5.89ポイント安(-0.01%)の57716.25で取引を終えた。58655.21まで上昇した後、一時57259.13まで下落した。
イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が26日の講演で追加利上げに意欲を示したことを受け、ブラジル株などに売り圧力がやや高まった。また、ボベスパ指数が週間ベースでは先週まで10週連続で上昇していたため、足元では高値警戒感も強い。一方、指数の下値は限定的。テメル暫定政権による構造改革への期待が引き続き支援材料となったほか、原油高も資源銘柄の物色手がかりとなった。
【ロシア】MICEX指数 1993.35 +0.39%
26日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比7.79ポイント高(+0.39%)の1993.35で取引を終了した。1997.10から1976.87まで下落した
原油価格の続伸が好感され、資源銘柄に買いが継続した。また、大手ズベルバンク(SBER)の好決算発表も同セクターの支援材料。ズベルバンクはこのほど、4-6月期の純利益が前年同期比で166.3%増加したと発表した。ほかに、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言について、利上げの可能性が増加しているものの、経済指標次第であると強調されたため、先送りする可能性もあるとの見方も出ている。
【インド】SENSEX指数 27782.25 -0.19%
26日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比53.66ポイント安(-0.19%)の27782.25、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.23%(19.65ポイント)安の8572.55で取引を終えた。
朝方は堅調な値動きを示したが、その後は売り優勢に転じた。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前に神経質な展開となった。また、外国人投資家(FII)の売り越しが継続していたことが警戒された。FIIは前日25日までに4日連続の売り越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3070.31 +0.06%
26日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.98ポイント高(+0.06%)の3070.31ポイントと3日ぶりに反発した。
保険会社の投資資金引き揚げ懸念がうすらぐ。「保険資金の一部がA株市場から流出する」とのうわさを中国保険監督管理委員会の関係者が否定したことを好感した。ただ、短期金利の高止まりは重し。中国人民銀行(中央銀行)が大量の資金を投入しているにもかかわらず、上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物と7日物は26日、それぞれ約1カ月ぶりの高水準にとどまったままだ。人民銀が今週実施した公開市場操作では、リバースレポを通じた資金供給が償還分との差し引きで3100億人民元の供給超となっている(供給超は2週ぶり)。指数は安く推移する場面が目立った。
<CS>