概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は小幅続落、原油安を受けウエートの高い資源銘柄に売りが集中
[16/08/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 58575.42 -0.06%
30日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比34.97ポイント安(-0.06%)の58575.42で取引を終えた。58881.63まで上昇した後、一時58292.87まで下落した。
原油安が圧迫材料となり、資源銘柄に売り圧力が強まった。また、ルセフ大統領の弾劾手続きの採決について、31日となる公算が大きいとの見方が売りを誘ったもようだ。市場関係者は、30日遅く実施されると予測していた。さらに、翌31日に4-6月期の国内総生産(GDP)が発表されるため、慎重ムードも強い。
【ロシア】MICEX指数 1985.69 -0.05%
30日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は前日比1.03ポイント安(-0.05%)の1985.69で取引を終了した。1999.14から1983.84まで下落した。
原油安を受け、ウエートの高い資源銘柄に売りが集中し、指数の足かせとなった。先週の米原油在庫が増加したとの見方が広がっているほか、米ドル高に伴い、原油に売り圧力も強まったもようだ。一方、指数の下値は限定的。2017-19年の予算計画について、原油価格が1バレル当たり50米ドル-55米ドルで組み直されていることが支援材料となった。これより先、財務当局は1バレル当たり40米ドル前後で想定し、予算を組んでいた。
【インド】SENSEX指数 28343.01 +1.58%
30日のインドSENSEX指数は続伸。前日比440.35ポイント高(+1.58%)の28343.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同136.90ポイント高(+1.59%)の8744.35で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油など資源価格の上昇が好感され、資源銘柄に買いが広がった。また、利下げ期待が高まっていることも支援材料。インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁はこのほど、インフレ率の落ち着きを受け、利下げ余地が高まっていると発言した。ほかに、外国人投資家(FII)の買い継続も指数をサポート。FIIはこの日までに3日連続の買い越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3074.68 +0.15%
30日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.65ポイント高(+0.15%)の3074.68ポイントと反発した。
市場活性化の期待が高まる。証監会国際合作部の主任は30日、深セン・香港間「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)の取引開始時期について言及。11月中旬から下旬にかけてとなる見通しを明らかにしている。これまでは早くても12月との見方が優勢だった。ただ、上値は重い。金融緩和期待の後退などが嫌気された。
<NH>
30日のブラジル株式市場は小反落。主要指標のボベスパ指数は前日比34.97ポイント安(-0.06%)の58575.42で取引を終えた。58881.63まで上昇した後、一時58292.87まで下落した。
原油安が圧迫材料となり、資源銘柄に売り圧力が強まった。また、ルセフ大統領の弾劾手続きの採決について、31日となる公算が大きいとの見方が売りを誘ったもようだ。市場関係者は、30日遅く実施されると予測していた。さらに、翌31日に4-6月期の国内総生産(GDP)が発表されるため、慎重ムードも強い。
【ロシア】MICEX指数 1985.69 -0.05%
30日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は前日比1.03ポイント安(-0.05%)の1985.69で取引を終了した。1999.14から1983.84まで下落した。
原油安を受け、ウエートの高い資源銘柄に売りが集中し、指数の足かせとなった。先週の米原油在庫が増加したとの見方が広がっているほか、米ドル高に伴い、原油に売り圧力も強まったもようだ。一方、指数の下値は限定的。2017-19年の予算計画について、原油価格が1バレル当たり50米ドル-55米ドルで組み直されていることが支援材料となった。これより先、財務当局は1バレル当たり40米ドル前後で想定し、予算を組んでいた。
【インド】SENSEX指数 28343.01 +1.58%
30日のインドSENSEX指数は続伸。前日比440.35ポイント高(+1.58%)の28343.01、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同136.90ポイント高(+1.59%)の8744.35で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油など資源価格の上昇が好感され、資源銘柄に買いが広がった。また、利下げ期待が高まっていることも支援材料。インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁はこのほど、インフレ率の落ち着きを受け、利下げ余地が高まっていると発言した。ほかに、外国人投資家(FII)の買い継続も指数をサポート。FIIはこの日までに3日連続の買い越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3074.68 +0.15%
30日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.65ポイント高(+0.15%)の3074.68ポイントと反発した。
市場活性化の期待が高まる。証監会国際合作部の主任は30日、深セン・香港間「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引)の取引開始時期について言及。11月中旬から下旬にかけてとなる見通しを明らかにしている。これまでは早くても12月との見方が優勢だった。ただ、上値は重い。金融緩和期待の後退などが嫌気された。
<NH>