5日の香港市場概況:ハンセン1.65%高と3日続伸、テンセント最高値更新
[16/09/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
週明け5日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比382.85ポイント(1.65%)高の23649.55ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が143.69ポイント(1.48%)高の9830.57ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は769億2000万香港ドル(1日は806億6700万香港ドル)。ハンセンは約1年ぶりの高値水準を回復した。
投資家のセンチメントが上向く。米雇用統計の結果を受け、早期利上げ観測が後退したことを好感する。株や商品のマーケットに、資金の流入が続くとみられた。中国の政策期待も高まる。中国の杭州市では4〜5日の日程で主要20カ国・地域首脳会議(G20)が開催された。習近平・主席は開会式で、世界経済発展・成長への協力を強調。それ以前の2日、財政部副部長は「G20後に重要経済会議を開催する」と予告した。
ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち49が上昇)。なかでも香港系不動産株の上げが目立つ。新鴻基地産発展(サンフンカイ・プロパティーズ:16/HK)が4.6%高、信和置業(サイノランド:83/HK)が3.6%高、新世界発展(ニュー・ワールド・ディベロップメント:17/HK)が2.9%高で引けた。米利上げ観測の後退が支援材料。香港は米ドルペッグ制を採用しているため、金融政策も米国に追随する傾向が強いためだ。時価総額上位の金融株やエネルギー関連株、本土系不動産株もしっかり。インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は4.2%高の210.20香港ドルと反発。取引時間中に210.60香港ドルを付け、8月23日のザラバに記録した上場来高値(205.40香港ドル)を更新した。
なお、本日は、主要指数の構成銘柄に入れ替えがあった。ハンセン指数の構成銘柄に採用された瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)は前営業日比変わらず。除外された康師傅HD(ティンイー:322/HK)は6.3%高で引けている。H株指数構成銘柄に採用された株洲中車時代電気(3898/HK)は0.2%安、中国銀河証券(6881/HK)は0.7%高。除外された中国建材(3323/HK)は3.4%高で終えた。
【亜州IR】
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