13日の香港市場概況:ハンセン0.3%安と続落、消費関連は逆行高
[16/09/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
13日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比74.84ポイント(0.32%)安の23215.76ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が83.02ポイント(0.86%)安の9571.06ポイントとそろって続落した。売買代金は734億9200万香港ドル(12日は945億5100万香港ドル)。
昨夜の米株高などを好感して買いが先行したものの、上値は重く、終盤に入りマイナスに転じた。上海・香港株式マーケット間の相互取引に関し、中秋節に伴い13日から16日まで、上海からの香港株取引が停止されることもネガティブ。直近の香港株は、上海からの資金流入を囃して上昇していた側面が強まっていた。なお、取引時間中に8月の小売売上高や鉱工業生産が公表されている。総じて上振れたものの、相場を押し上げる材料とはならなかった。
ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー香港大手の恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ:101/HK)が2.2%安、マカオ・カジノの金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が2.0%安、航空大手で香港基盤の国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が1.9%安と下げが目立った。時価総額上位の本土系金融株や、本土系不動産株なども値を下げている。
ゼネコンや発電設備のインフラ関連株もさえない。中国交通建設(1800/HK)が2.5%安、中国鉄建(1186/HK)が2.3%安、中国中鉄(390/HK)が1.6%安、東方電気(東方エレクトリック:1072/HK)が2.7%安、上海電気集団(2727/HK)が1.4%安、ハルビン動力設備(1133/HK)が1.1%安で引けた。
一方、消費関連株の一角は物色される。食品メーカーの康師傅HD(ティンイー:322/HK)が4.7%高、同業の中国旺旺HD(151/HK)が2.1%高、百貨店チェーンの金鷹商貿集団(ゴールデン・イーグル・リテール:3308/HK)が1.3%高と上昇した。今週15日からの中秋節連休を前に、増収の期待感が高まっている。
【亜州IR】
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