中国・騰訊HD(テンセント・ホールディングス)、VR(仮想現実)やAI(人工知能)に注力
[16/09/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は22日のカンファレンスで、VR(仮想現実)技術のオープンプラットフォームを開発する計画を明らかにした。また、AI(人工知能)関連製品の開発にも力を入れていく方針だ。
任宇キン・最高執行責任者(COO)によると、技術が成熟し、製品の品質が条件を満たした段階でVRプラットフォームを市場に投入し、そのオープンソース化を進める考えだ。AIに関してもオープンプラットフォームを通じ、ベンチャー企業などに技術を公開することを検討しているという。
各種技術をオープンソース化することで、テンセントはこれまでも、それら技術の発展と普及を進めてきた。同社のオープンプラットフォームを利用した起業家は過去5年間で600万人に達し、彼らによって創出された収益は160億人民元(約2400億円)に上った。ここから生まれたベンチャー企業のうち、すでに30社が上場企業へと成長している。
■企業紹介
テンセントはネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。看板商品のIM「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓してきた。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」の利用者が8億人を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばしている。
【亜州IR】
<TM>