概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は値下がり、資金ひっ迫懸念がくすぶる
[16/09/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 59355.77 +1.67%
28日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比973.28ポイント高(+1.67%)の59355.77で取引を終えた。59415.41まで上昇した後、一時58353.48まで下落した。
石油輸出国機構(OPEC)が予想外の減産合意に伴う原油価格の急反発を受け、ブラジル石油公社(PETR3)などウエートの高い資源銘柄に買いが集中した。また、欧州市場の上昇なども支援材料。国内では、利下げ期待が高まっていることや、テメル政権による構造改革への期待が引き続き支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 1997.94 -1.12%
28日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比5.16ポイント高(+0.26%)の1980.68で取引を終了した。1993.93から1975.52まで下落した。
原油価格の急反発が好感され、ウエートの高い資源銘柄に買いが集中した。石油輸出国機構(OPEC)が予想に反して減産で合意したとの報道が支援材料となった。また、欧州市場が堅調な値動きを示したことも買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。追加の利下げ期待が後退していることが足かせになった。
【インド】SENSEX指数 28292.81 +0.24%
28日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比69.11ポイント高(+0.24%)の28292.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同38.75ポイント高(+0.45%)の8745.15で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅をやや拡大させた。成長ペースの加速見通しが好感された。アジア開発銀行(ADB)は最新リポートで、2017年のインド成長率について、今年の7.4%(予想)から7.8%まで加速するとの見方を示した。インドへの外資投資規制の緩和に加え、2017年4月から物品サービス税(GST、さまざまな間接税をGSTに一本化する)が導入されることが挙げられた。また、今年のモンスーン(雨季)が順調に進んでいるため、インフレ加速も緩和されると予測した。
【中国本土】上海総合指数 2987.86 -0.34%
28日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.31ポイント安(-0.34%)の2987.86ポイントと反落した。
資金ひっ迫懸念がくすぶる。中国人民銀行(中央銀行)が今週に入り、リバースレポを通じた資金供給を絞っていることが不安材料だ。国慶節に絡んだ大型連休(休場は10月3-7日)を週末からに控え、買いを見送るスタンスも漂っている。上海A株の売買代金も概算で1164億人民元にとどまり、前日(1345億人民元)から大幅に縮小した。直近4カ月で最低を記録している。
<NH>
28日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比973.28ポイント高(+1.67%)の59355.77で取引を終えた。59415.41まで上昇した後、一時58353.48まで下落した。
石油輸出国機構(OPEC)が予想外の減産合意に伴う原油価格の急反発を受け、ブラジル石油公社(PETR3)などウエートの高い資源銘柄に買いが集中した。また、欧州市場の上昇なども支援材料。国内では、利下げ期待が高まっていることや、テメル政権による構造改革への期待が引き続き支援材料となった。
【ロシア】MICEX指数 1997.94 -1.12%
28日のロシア株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比5.16ポイント高(+0.26%)の1980.68で取引を終了した。1993.93から1975.52まで下落した。
原油価格の急反発が好感され、ウエートの高い資源銘柄に買いが集中した。石油輸出国機構(OPEC)が予想に反して減産で合意したとの報道が支援材料となった。また、欧州市場が堅調な値動きを示したことも買い安心感を与えた。一方、指数の上値は重い。追加の利下げ期待が後退していることが足かせになった。
【インド】SENSEX指数 28292.81 +0.24%
28日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比69.11ポイント高(+0.24%)の28292.81、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同38.75ポイント高(+0.45%)の8745.15で取引を終えた。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅をやや拡大させた。成長ペースの加速見通しが好感された。アジア開発銀行(ADB)は最新リポートで、2017年のインド成長率について、今年の7.4%(予想)から7.8%まで加速するとの見方を示した。インドへの外資投資規制の緩和に加え、2017年4月から物品サービス税(GST、さまざまな間接税をGSTに一本化する)が導入されることが挙げられた。また、今年のモンスーン(雨季)が順調に進んでいるため、インフレ加速も緩和されると予測した。
【中国本土】上海総合指数 2987.86 -0.34%
28日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.31ポイント安(-0.34%)の2987.86ポイントと反落した。
資金ひっ迫懸念がくすぶる。中国人民銀行(中央銀行)が今週に入り、リバースレポを通じた資金供給を絞っていることが不安材料だ。国慶節に絡んだ大型連休(休場は10月3-7日)を週末からに控え、買いを見送るスタンスも漂っている。上海A株の売買代金も概算で1164億人民元にとどまり、前日(1345億人民元)から大幅に縮小した。直近4カ月で最低を記録している。
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